学校からのお知らせ

日本女子大学附属中学校

教員リレーエッセイ【7月】お茶会に参加して

茶道クラブでは毎年6月第3日曜日の父の日に日本女子大学茶道部主催の護国寺茶会に参加させてもらっています。今年も2、3年生を連れて行って来ました。1年生は残念ながら入部直後のため参加しませんでしたが、茶道クラブでは恒例の大事な行事になっています。中学生で茶道クラブだった卒業生に会えるのも楽しみの一つです。

私は大学の時、桜楓会で茶道を習い始めました。当時も裏千家は人気で半年待ちと言われたので、すぐに始められた表千家に安易な気持ちで入門しました。その時のお茶の先生が附属中学校でお習いした英語の先生だったので、とても懐かしかったのと同時に大変不思議なご縁を感じました。大学を卒業してしばらくは茶道と離れていましたが、社会人になって3年目くらいの時に、会社の同期に誘われて会社の近くでお稽古を再び始めることにしました。女性が99%という中で珍しい男性の先生だったのですが、本物に触れることが大切と普段から良いお道具に触れさせていただいたり、お茶事やお茶会などたくさんの経験をさせていただいたことをとても感謝しています。
 
お茶は、本来は自宅にお客様を招きして楽しんでいただくためのもので決して形にとらわれる堅苦しいばかりのものではないのです。懐石料理をいただいた後、お菓子と共に濃茶や薄茶をいただきます。そしてそこには四季を通じて趣向を凝らした演出をするなど、おもてなしの基本がたくさん詰まっていて、そこが茶道の面白いところだと思っています。

学校茶道では、どうしても基本的な練習しかできませんが、夏には夏しかできないものや冬ならではのものなど季節のお点前などを楽しんでいます。今は夏に向かうところですので、さざえのふた置きを使ったり、絞り茶巾をするなど少しでも涼を感じていただけるようなお点前の練習をしています。

十月祭では、立札卓を使ったお点前を披露しますので、是非いらしていただけたらと思います。

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