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郁文館中学校

【夢達人ライヴ】杉良太郎さんにご講演いただきました!

郁文館の独自プログラム「夢達人ライヴ」は、各業界の第一線で活躍される「達人」から仕事や職業観を学ぶ貴重な機会です。これまでに歌手、スポーツ選手、宇宙飛行士、医師、弁護士など、さまざまな職業の方々にお越しいただき、生徒たちへ熱いメッセージを届けていただきました。このプログラムを通じて、生徒たちは自身の可能性を広げ、夢に対するモチベーションを高めています。

今回は、80歳にして声優に初挑戦された杉良太郎さんをお迎えし、挑戦し続ける大切さや人生の目的について熱く語っていただきました。

▶「自分の人生は今考えないとダメ」——人生の目的を見つめる
杉良太郎さんは、集まった生徒たちに「私にも同じ時代があった」と語りかけ、ご自身のアルバイト、エキストラ時代の地道な努力を積み重ねた経験を振り返られました。

講演の前半では、杉さんが声優に初挑戦された映画『親鸞 人生の目的』を鑑賞。作品を観た生徒たちに向けて、「自分の人生は今考えないとダメ」「自分に責任を持つ」と力強く語られました。

様々な苦労を乗り越え、俳優として成功を収めた杉さん。しかし、それは偶然ではなく「自分に何が向いているのかを考え続けたからこそ」といいます。「一人ひとりの人生だから、自分の人生だから、1回しかない。今考えなければ、人生に乗り遅れるんだよ」と、生徒たちに真剣な眼差しで訴えかけられました。

▶「立ち止まっていられない」—社会貢献への思い
映画のタイトルになぞらえて、生徒から「人生の目的や、生きている意味・意義って何ですか?」との質問に、「自分は今やってあげなきゃ、やってあげたいと思うことに一生懸命向き合っている。もっと力があればこうしてあげたいとか。焦って、心で常に葛藤しているけど、今やらなきゃという思いが強い。」とこれからのことについても話してくださりました。

杉さんは歌手・俳優として活躍される一方、長年にわたり慈善活動にも力を注いでこられました。現在も、来月にはベトナムの地方で、家が遠くて学校に通いにくい子たちのための寄宿舎を建てる予定があるとのこと。「そんな案件が20くらいある。立ち止まっていられない」と、その熱意を語られました。

生徒たちは、これまでのSDGs研修でカンボジアやバングラデシュを訪れ、世界の現状を体験し学んでいます。その経験と杉さんのお話が重なり、強く共感する様子が見られました。

▶「生きている今が大事」
「みんな死んだ後のことなんて考えていないよね。私も死んだ後のことなんて考えていない。生きている間の今が大事」。

そう語る杉さんは生徒たちの年齢の頃、「自分には教えてくれる人がいなかった」と振り返られました。そして、「勉強するという意味では、学業は高校まで。大学は社会だ」と述べ、今しっかり学び、大学ではそれを昇華させて研究しなさい。そのために、今は一生懸命学ぶことが大切と、生徒たちに向けて学ぶ意義を伝えてくださいました。

▶声優って何をするのか、最初はまったく知らなかった。」——80歳にして声優初挑戦
80歳を迎えた杉さんは、新たに声優というジャンルに挑戦されました。

ちょうど80歳の時に、80代の親鸞役を演じることになった杉さん。800年以上前の時代背景を思いながら、「当時の親鸞さんも、きっと大変だっただろう」と感慨深げに語られました。

初めての声優経験については、「椅子に座って一言ずつ演じる。正直なところ、自信はなかった。本当のことを言うとね」と、本音をポツリ。さらに、「私は褒められるのが苦手なんです。『よかったよ』は聞いていない。むしろ、『全然できていない』って言われたほうが真剣に聞く。」と自身の性格からあふれる向上心を語り、「この次はもっと上手くやります」と、謙虚な姿勢と挑戦し続ける姿勢を見せてくれました。

▶挑戦し続ける生き方を学ぶ
講演の最後には、生徒たちから多くの質問が寄せられました。時間が足りないほどの盛況ぶりでしたが、杉さんは予定時間を超えても一つひとつ丁寧に答えてくださいました。

「世界や社会全体を見渡し、行動していくことの大切さ」
「80歳を超えてもなお、挑戦し続ける姿勢」

生徒たちは杉さんの言葉と生き方に深く感銘を受けていました。郁文館は、これからも生徒たちの夢や学びを応援します。

【夢達人ライヴ】杉良太郎さんにご講演いただきました!

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