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瀧野川女子学園中学校

【高校1年・一貫4年】奄美研修旅行 2日目

ごきげんよう。高校1年・一貫4年の奄美研修旅行2日目を迎えました。今日から各クラスごとに異なるアクティビティが行われます。今回は、フナンギョの滝トレッキング、奄美大島世界遺産センター、マングローブカヌーをご紹介します。

フナンギョの滝は、奄美大島にある3つの滝の中で唯一間近でみることができる滝だそうです。ガイドさんに案内していただき、奄美大島にしかいない植物などのお話を聞きながら、フナンギョの滝まで歩いていきました。生徒たちは、特に毒ヘビ「ハブ」のお話を興味津々に聞いていました。ハブの毒には筋肉を壊死させる成分が含まれていることや、ハブを駆除するために外来種であるマングースを島に入れたことで、奄美にしかいない「アマミノクロウサギ」が絶滅の危機にあることなどを教えていただきました。

その後、奄美大島世界遺産センターで奄美の気候や動植物などについて学びました。なぜ奄美大島の自然が奇跡と呼ばれるのかなどの説明を聞いた後、実際の展示物を見ながら奄美の動植物についてお話を伺いました。そのお話の中で、「ハブ」と「アマミノクロウサギ」のお話がありました。「アマミノクロウサギ」は臆病者でのんびりした性格で、今まで進化をとげていないそうです。奄美大島にはアマミノクロウサギを狙う肉食動物が存在しないため、外敵から身を守る必要がなかったため、危険を察知するための長い耳も持ちません。しかし、「ハブ」を駆除するために導入された肉食動物であるマングースがアマミノクロウサギを絶滅の危機に陥れいれているのです。そのため、現在では奄美市がマングースの駆除に向けて動き始めています。また、奄美大島では猫ですら外で飼わない習慣があるそうです。これもアマミノクロウサギを保護するためであり、野良猫がいる場合は、捕まえて里親を探すそうです。里親探しは奄美大島以外でも行われていて、猫との里親になることが奄美大島の自然を守ることにつながるというお話を聞いた時、小さなことでもお世話になっている奄美大島に貢献できると気づき、生徒たちは感動していました。そして、フナンギョの滝で伺ったお話しと世界遺産センターで学んだことがリンクし、生徒たちにとって大きな学びとなっていました。

世界遺産センターを見学した後は、マングローブの森をカヌーで探検しました。初めてのカヌーに緊張していた生徒たちですが、パドルの使い方を学んだ後、実際に川に出て漕ぎ出してみると、あっという間にカヌーを操作していました。のんびりと川の流れに身を任せながら漕いでいると、目の前には壮大な景色が!今日はお天気も良く、空の青と山の緑が本当に美しい光景を作り出していました。最初はカヌーを漕ぐことに一生懸命だった生徒たちも、その自然を目に焼き付け、都会ではみることもできないような美しい光景に感動していました。途中で干潟に上がってマングローブや干潟に住む生物のお話を聞いたり、実際にカニを触ってみたりと、自然を楽しむ姿が見られました。

瀧野川女子学園の校外学習は「本物の体験」を大切にしています。実際に研修旅行に出かけると、その意味がわかったようで、どのアクティビティでも多くの学びと感動を実感していました。スマホやSNSを通じてみた世界よりも、実際に見る美しい光景がどれほど生徒自信の成長にとって大切であるのかをわかり始めています。あと3日、もっと多くの経験をして、成長した姿を多くの方に見ていただけることが楽しみです。

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