学校からのお知らせ

瀧野川女子学園中学校

【高校1年・一貫4年】奄美研修旅行 4日目

ごきげんよう。奄美研修旅行も終盤を迎えています。初日は緊張と不安で、長いと思った4泊5日も、初めての体験を思いっきり楽しむと、あっという間のように感じられます。今日は、アクティビティ最終日です。今回は、泥染め、収穫体験、そしてクラス対抗BIG SUPをご紹介します。

泥染めとは、奄美大島だけで行われている天然の染色方法です。輪ゴムや紐を使ってTシャツを絞り、それをシャリンバイという植物から抽出された液体に漬け込みます。そして、シャリンバイをしっかりと染み込ませたTシャツを泥田の中で洗っていきます。シャリンバイに含まれるタンニンと、泥に含まれる鉄分が結合することで染色することができます。泥田に入る時、生徒たちは気持ち悪いのではないかと躊躇していましたが、実際に入ってみると、泥の柔らかさに驚いていました。手足がツルツルになり、天然の泥パックだ!と喜んでいました。最後に絞った紐や輪ゴムを外すと、オリジナルのデザインのTシャツができました。お花の模様や、縞々模様など、個性豊かな作品が出来上がりました。

収穫体験では、完全無農薬のオーガニック野菜を栽培している楠田ファームさんで行われます。空芯菜やバジルを植えたり、ハンダマという表が緑、裏が紫の葉っぱを収穫したり、玉ねぎの袋詰めをしたりしました。収穫ばかりのとうもろこしを食べさせていただいた時は、生徒たちは生のとうもろこしを食べるのが初めてだったので、フルーツのようなみずみずしさと甘さに驚いていました。今回収穫した野菜の一部は、夕食のBBQとサラダで提供されました。自分たちが収穫した野菜と思うと、おいしさがさらに増し、野菜嫌いの生徒もチャレンジしてみようという前向きな気持ちになっていました。

そして、今日の一大イベントは、「クラス対抗BIG SUP大会」です。奄美大島では、旧暦5月に「浜下れ(はまおれ)」という伝統行事が行われます。浜下れとは、無病息災や五穀豊穣を祈り、海の神様に感謝をして舟漕ぎをしたり、島唄を歌ったりする行事です。この浜下れで行われる舟漕ぎ競争と同じように、6人で力を合わせてBIG SUPを漕ぎ、競争をしていきます。奄美研修旅行で大変お世話になった海に感謝し、みんなで力を合わせて必死にゴールを目指します。勝ち負けはありますが、どのクラスも白熱した競争を見せてくれ、クラスメイトと呼吸を合わせて精一杯をオールを漕ぐ姿は、みている人に感動を与えていました。このBIG SUP大会を通して、クラスメイトとの関係が深まり、さらにクラスの絆が強まっていくことと思います。

そして、4日目の夜には、奄美大島の皆様へ感謝の気持ちを伝えるため、花火大会を行いました。奄美研修旅行が成功したのは、奄美大島の方々が私たちを温かく迎えていただいたおかげです。花火大会の前には、私たちの感謝の気持ちと、奄美大島を愛する気持ちをお伝えすることができました。生徒にとっても、奄美大島の方々にとっても思い出に残る花火大会になったのではないでしょうか。


明日はいよいよ東京へ戻ります。この5日間で成長した姿を皆様にみていただけることを期待しています。

学校ホームページ

受験生向けイベントはこちら

この学校の詳細情報を見る