湘南白百合学園中学校
東京農業大学オホーツク学 体験して学ぶ最終日

東京農業大学と共催し、本校・逗子開成・カリタス学園の3校で取り組んできた「オホーツク学」プログラムも、いよいよ最終日を迎えました。全国から集まった高校生たちが、学校の枠をこえてともに学び、北海道の自然と文化を体感する、特別な時間の締めくくりです。
この日はまず、「オホーツク流氷館」へ。マイナス15℃の冷気が満ちる「流氷体感テラス」では、本物の流氷に触れるという貴重な体験をしました。濡れたタオルが瞬時に凍る「シバレ体験」には歓声が上がり、「寒いね!」と笑い合いながら、仲間との距離もさらに縮まりました。
昼食は、北海道のソウルフード「松尾ジンギスカン」で。熱気あふれる店内でジュージューと音を立てるお肉を囲みながら、お腹も心も満たされた時間。「もっと一緒にいたいね」と別れを惜しむ声も聞かれ、数日間の学びと交流が深い絆となって表れていました。
帰路は道の駅に立ち寄りながら女満別空港へ向かい、全員無事に羽田空港へ帰着しました。
この数日間、「オホーツク学」では、大学での専門的な学びの入口に触れ、知床の大自然に抱かれながら、美や命、地域との関わりについて五感で学ぶことができました。関西の高校生とも混成チームを組み、異なる文化や価値観に触れながらの探究は、生徒一人ひとりにとって大きな成長の糧となったに違いありません。
今後は、それぞれの学校で振り返りを行い、学びをまとめていきます。この貴重な経験が、これからの進路や生き方を考える上での一助となることを願っています。