学校からのお知らせ

瀧野川女子学園中学校

【茶道部】総合芸術である茶道を五感で楽しむ

ごきげんよう。

瀧野川女子学園の部活動を支えてくださっている各部のコーチ。そのコーチ陣をご紹介!
今回は茶道部コーチの本間先生にお話を伺いました! 

◯ご経歴を教えてください。

お茶を始めて40年になりますが、ずっと同じ先生を師事しています。瀧野川女子学園では平成28年から授業の方を担当していて、茶道部の方は、私の師匠である月尾先生が教えていたのですが、昨年から私が引き継いで教えることになりました。瀧野川女子学園以外でも3年ほどお教室を開いていたこともあります。

◯オンライン期間はどのような活動をされていましたか。

焼き物の茶碗について調べたり、自分の好きな茶碗についてiPadで資料にまとめてもらったりしました。調べ物だと、お菓子について掘り下げたりもしました。あとは、各自好きなお茶を用意して、オンラインでお茶会をしたりしました。
去年は先輩たちが動画を載せて、新入生はそれを見ながらお点前を覚えて、あかつき祭でお点前デビューしたのですが、今年のあかつき祭はお客様に一人ずつ部員がついて、手順を説明しながら茶道を体験いただく茶道体験を行いました。自分の持ち場で2回くらいリハーサルをすることもできて、本番は大変好評でした。

◯本校だからできる活動などはありますか。

正統な茶室があるので、きちんとしたお稽古を行うことができます。
5〜10月は夏の道具を使った風炉(ふろ)のお点前、11〜4月は炉のお点前を行うのですが、季節に応じて両方お稽古することができます。また、座敷より少しくだけた感じの龍礼(りゅうれい)という、椅子に座って行うお点前があるのですが、その設備も整っているので、季節だけでなく場所によって変わる稽古も行うことができます。両方揃っているところは少ないですよ。

◯指導される上で、どんな生徒が多いと感じますか。

自主的に考えて行動できる子が多いです。今何をすべきか考え、行動に移せる、それぞれの役割に応じて、手の空いている人は指示を出したり。それを上級生が下級生にきちんと伝えています。受ける方も、自分から「何できますか?」と聞いて自主的に教えてもらっています。自分のするべきことが分かっていて、分からなければ他の人に確認をとる。ちゃんと連携がとれています。

◯今後の方針ややってみたい活動がありましたら教えてください。

旧古河庭園の東屋で「初釜(はつがま)」というお正月最初の稽古となる茶会を行う予定です。あと、滝野川会館でも茶会もやっていたのですが、新しい和室もできたので、場所はまだ決まっていないのですが、春休みにも茶会をやりたいと思っています。


最後に、本間先生からメッセージをいただきました。

「掛け軸、花、焼き物である茶碗、竹でできた茶煎、鉄でできた釜、塗り物である棗(なつめ)など、茶道は総合芸術だと思っています。焼き物に興味があったり、塗り物に興味があったり、何かしらに興味を持って、それがきっかけになったりします。海外に出た時に、日本人として知っておくことは大切だと思います。お茶の香りや茶釜の湯が沸く時に鳴る「釜鳴り」など、五感で楽しんでもらいたいと思います。」


次回は最後のコーチ紹介記事になります。 お楽しみに!

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