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瀧野川女子学園中学校

奄美大島修学旅行4日目【中高一貫6年・高校3年】

ごきげんよう。
中高一貫6年・高校3年の奄美大島修学旅行も、とうとう終盤を迎えています。本日は、フナンギョの滝トレッキングとカヌー体験をご紹介します。


フナンギョの滝とは、「舟木を切りに行く所」という意味で「船行(フナンギョ)」と呼ばれるようになったそうです。フナンギョの滝までは、緩やかな坂道が続いていて、15分程度のトレッキングをしました。奄美大島出身の方がガイドとして、私たちに虫や花、木などについて教えてくださいました。鮮やかな緑色をしたトンボや、サルスベリの木など、奄美大島でしか見ることができないものばかりで、とても貴重な時間となりました。都会にすむ私たちにとって、このような自然に触れ、原生林の中を歩くことができるのは、本当に貴重な経験で、自然と共存していて、そして自然いよって守られていることを忘れてはいけないと改めて考えることができました。

トレッキングの後は、マングローブでのカヌー体験です。カヌーに乗って、干潟やマングローブの森を訪れます。初めてカヌーに乗る人がほとんどで、しっかりとオールの使い方を学びます。前に進む時、右や左に曲がる時など、それぞれの動作のオールの使い方を教えていただきます。その後、実際にカヌーに乗って一人で漕いでみます。最初はうまくいかず、いきたい方向に行けなかったり、他の人のカヌーにぶつかってしまったりとハプニングだらけでしたが、少しずつ慣れていき、最後はレースをするほどになりました。

カヌーに乗り、まずは干潟に行きました。カヌーを降りると、ズブズブと足が泥の中に沈んでいくので、うまく動けません!ゆっくり歩いていくと、そこにはたくさんのカニがいました。右の爪だけが大きいかにもいて、生徒たちはカニの観察に一生懸命でした。

干潟の後には、マングローブの森の中にも入っていきます。潮の満ち引きの関係で、カヌーに乗って森の中を進むときもあれば、歩いて進むこともあります。特に歩いて進むと、行きと帰りで河の水が少しずつ上昇していることに気がつきます。膝まで水に浸かりながらマングローブの森を探検するのも、またひとつの貴重な経験だと思います。

ガイドのアマニコさんに、「一度この景色を壊してしまうと、2度と戻ってくることはない。だからこそ自然に感謝をしなくてはいけない。」という話を伺い、奄美大島がいかに自然に恵まれているのか、そして、自然がどれほど大切なものなのかを考えさせられました。そして、なぜ奄美大島が「世界自然遺産」に選ばれたのかを、身体と心で感じることができました。奄美大島の雄大な自然は、後世にも残していかなくてはいけないと改めて考えるアクティビティーでした。

明日は、ジャンボSUP大会と農業体験の様子をご報告します。

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