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東洋大学京北中学校

スクナビブログ 2022.7.27「臨海実習に行きました!」

~臨海実習とは~

7月18日(月祝)に臨海実習が約3年ぶりに行われました。臨海実習とは浦賀の観音崎に行き、実際に海に入って生き物や海藻に触れ、さらに浦賀の地層を間近に観察して五感を通して生物や地学に関しての理解を深めていく実習です。対象者は中学生のみで30名ほどの募集の予定でしたが、今回は何と約100名も集まりました!希望してくれたからには全員参加させたいという先生方の優しさにより、2日間に分かれて実施されます。2回目は8月3日です。



~午前の実習~

当日、朝7時10分に品川駅に集合し班ごとにまとまって浦賀駅まで電車で移動します。浦賀駅からバスで観音崎まで行くと、少し雨が降っていましたがすぐに止み徐々に夏の暑さが増していきました。



まずは地層、植物、地形、海洋問題を学ぶためにフィールドワークをします。長い距離を歩きましたが滅多に行かない海や、岩に囲まれた自然いっぱいの道を歩く経験は新鮮で、皆疲れより楽しさが勝っていました。植物に囲まれた道を行き灯台にたどり着くと、東京湾の向こうに千葉県が見えました。こう見ると意外に世界は狭いなあと思ったり…。

灯台からさらに歩き、観音崎自然博物館に到着したあと、昼食の前に、海藻標本を作りました。観音崎自然博物館の職員のみなさんの指導の下、ユカリという海藻の一部を、重ならないように水につけながら竹串で綺麗に広げます。海藻は紙にくっつきやすいので、ガーゼを挟んでから新聞紙で覆って持って帰りました。帰宅してから新聞紙を取り替えて乾燥させ、平らなもので押します。押したら海藻を採った日、場所を記録して標本の完成です。

~午後の実習~

昼食をとったら水着に着替えて海に入り、磯の体験をします。海は楽しいけれど磯などは特に危険です。危険生物を知り、歩き方を学んでから海へ行きました。

海水はとても冷たく慣れなかったけれど、自然の海藻やイソギンチャク、貝などを間近で見るにつれ海にも慣れてきました。よく見る緑色のわかめのような海藻。緑藻と呼ばれる海藻ですが、白くて小さいザラザラとしたものがたくさんついていました。先生に聞いてみると、それは貝の赤ちゃんだと教えてくれました。よく見ると渦をまいていました。取れるのかなとひっかいてみたりしてしまったので申し訳ないと謝って海に返しました…。

各々持ってきたゴーグルで海中を観察し、小さい魚を見つけた人やヒトデを捕まえている人もいました。私は、ヒトデは『ファインディング・ニモ』でしか見たことなかったけれど、触ってみると固くて、貴重な体験ができました。生物に触れながら、みんな海を楽しんでいました。

~最後に~

コロナ禍で行事が行えない中、校外学習ですら喜んでいた学年なので、こうして少し遠い場所で自然を体験できるこの実習は、とても記憶に残るものになりました。さらに班ごとに移動したり海で一緒にいたりして、友達とますます仲良くなったような気がしました。また、引率の先生が全員理科の先生ということもあり、わからないことを質問するとすぐに解説が聞けたのは新鮮で良かったです。今思い返しただけでまた行きたいなと思える体験ができてとても良かったです。

希望者が多い中でも実習を実施してくださった先生方や観音崎の関係者の方々に感謝です!

(3年・M)

スクナビブログ 2022.7.27「臨海実習に行きました!」

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