瀧野川女子学園中学校
ファッションコンテストグランプリ作品を展示!
ごきげんよう。
今年のあかつき祭で行なったファッションコンテストで、見事グランプリを受賞したチーム「夜桜」の作品を、被服室で見ることができます!
「夜桜」の作品は、濃紺のドレスに桜が散りばめられた優雅なドレスです。
テーマは「優美な女性」。桜が散っている様子を表すため、スカート生地の素材を工夫したり、花びらを1枚1枚丁寧に施しています。
作品展示にあたり、改めて、制作のエピソードや受賞の感想を聞きました!
◯ファッションコンテストのテーマである「理想の女性像」に対し、「優美な女性」をテーマにしたのはなぜですか。
Aさん:見た目だけでなく、中身の優しさも含めたいと思い、優しくて美しい女性をテーマにしました。
◯「優美な女性」から「夜桜」をイメージした背景を教えてください。
Aさん:美しさを表現するのに、花を使うと綺麗かなと思いました。その中で、桜が特にテーマに合う美しさだと感じました。日中の桜も綺麗ですが、夜桜の方がより美しいと思ったので、夜桜にしました。
◯ドレスを制作する中で、大変だったことや、工夫したことを教えてください。
Aさん:大変だったことは、まわった時にスカートが綺麗に広がるようにすることです。布を切る前に、まずは型紙を作り、どの部分をどのくらいの大きさにするとうまく広がるか試行錯誤しました。1つの布から余りをなるべく出さないことと、綺麗に見える大きさに切ることと両方を考慮して、最大限に布を使用しました。
また、このドレスはワンピースタイプではなく、着やすさを重視して、トップスとスカートに分けています。トップスはドレスのように見せるために、オフショルダーのデザインにしました。一枚のTシャツを切って、その切った部分をフリルに使ったので、一枚のTシャツからできています。
◯チームで取り組んだと思いますが、何人チームで、どのように担当を分けましたか。
Aさん:7人のチームで、去年同じクラスだった人たちで集まりました。特にリーダーはいなくて、2人が動画や照明を、1人がモデルを担当して、衣装制作はみんなで行いました。わたしはバレエをやっていたので、振り付けを考えたり、「このタイミングでこの動きをするから照明はここに向けて」といったように、照明班に混ざることもありました。
◯高校2年生は創造性教育の事業化実習で、チームで起業を体験していますが、チームで成し遂げることに何かつながるものはありましたか。
Aさん:わたしは事業化実習で社長を担当していますが、チームの中で社長という役割があれば、その役割として担当間の調整などをやります。しかし、リーダーがいるからチームがまわるわけではなくて、逆にリーダーがいなくても、声を掛け合いながら自分の役割をちゃんとやればチームはまわると思います。チームで取り組むのに一番大切なのは、コミュニケーションをとって、報・連・相をきちんとすることだと思いました。
◯グランプリを受賞した時の気持ちを教えてください。
Aさん:あかつき祭に向けた事業化実習の商品制作と重なって、夏休みもほぼ毎日のように学校に来て、クラスの準備とファッションコンテストの準備を両立させながら進めました。衣装につける桜の花びらも、より多い方が綺麗に見えるので、本番ギリギリまで花びらをつけました。高校3年生のチームもいる中でグランプリを取れて、最後まで頑張ってよかったと達成感がありました。
◯今後の目標はありますか?
Aさん:高校生活の残り1年間、一つひとつの行事に全力で取り組んで、進学に向けた受験もそうですが、頑張った結果を残したいと思います。
受験生向け学校説明会では校内見学も行っています。被服室もご見学いただけますので、ぜひグランプリ作品をお近くでご覧ください!