実践女子学園中学校
中3「未来デザイン」SDGsカードゲームを体験しました。
5月中旬、中3「未来デザイン」の授業では、外部の講師の方をお招きして、SDGs(持続可能な開発目標)についての取り組みを体験するカードゲームを行いました。このカードゲームは「持続可能な開発」や「SDGsの理念」について理解を深めることを目的としています。
生徒達は、自分達に与えられた「プロジェクト」を実行するために必要な「お金」や「時間」を工面していき(必要なカードを集めていき)、任務を達成していきます。そして、「プロジェクト」のカードには、達成された時に「経済」「社会」「環境」がどのように変化するかが書かれているため、遂行していくと、自分達の世界がどのように変化するのか、視覚化できる仕組みになっています。
本日の授業では、カードゲームを楽しく行いながら、新しい視点を得ることができたようです。
今回は、生徒の感想をお届けします。
生徒の感想
まず、すごく楽しかったです。
手元にある時間、お金には限りがあり、その中でもミッション、ゴールをやらなければいけないところが難しかったです。また、世界のメーターを見ながらほかのチームの様子をうかがうのもなかなか大変でした。
きっと私達が感じた「難しい」は現実世界でも同じで、やはり国全体、世界全体で動いていく必要があることが実感できました。経済、環境、社会、どれか一つでもかけていたら残される人が出てくることも気づくことができました。
生徒の感想
私達のチームのお題は「大いなる富」でした。まずはとにかく沢山のお金を集めようと頑張りました。そのため前半で目標を達成することができました。カードがあればあるだけいいと思っていたので、私は後半もお金集めをしようとしました。
しかし班の子は違いました。「こんなにお金があるのなら世界を良くしよう」と言いました。経済・環境・社会が安定するように他の班と協力してミッションをクリアしていました。ミッションをクリアできたことにとても驚きましたが、それ以上に嬉しさの方が大きかったです。自分を犠牲にして、他人のために動くのはなかなかできない素晴らしいことだと思います。
また、世界を優先しすぎて自分たちの目標を達成できなかった人もいました。その時に「分けてあげれば良かった」という声がたくさんあがりました。自分たちだけでなく、みんなで目標を達成しようという姿勢に感動しました。話したことのない人ともしゃべることができ、絆が深まったと思います。このクラスで良かったなと改めて思いました。
生徒の感想
今日のSDGsカードゲームを体験して、私は貧困格差は一番に解決しなければいけない課題だと感じました。自分たちが今普通に生活している『当たり前のこと』は『当たり前ではないこと』に気付かされました。今でも、私と同い年の女の子が貧困で困っていると考えると心が痛くなります。
そんな中、私は何ができるか調べてみました。すると、今すぐにでも出来ることばかりでした。このような取り組みを自分からもっともっと積極的に行動し、7年後の2030年には、SDGsの、17の目標が達成できるように私も協力したいと思いました。