東洋大学京北中学校
受験生への応援メッセージ
私は中学3年の10月に、高校入試模試の数学で100点を取ったことが一度だけあります。平均点も70点ぐらいでしたから、偏差値的には大したことはありませんでした。でも普段から勉強していれば、模試でも100点を取れるんだという、大きな自信のようなものを感じ取ることはできました。似たような経験は高1の化学のテストでもありました。中3の模試の時と同じように平均点は70点台後半、自分は92点でしたが妙な自信がついたのを覚えています。
両方とも、世の中から見れば小さなことですが、私にとっては大きな出来事でした。何せ、そのことが契機で私は、中学校の数学か、高校の化学の教師になろうと志望大学を決めるキッカケとなったからです。
今月は、ダウンタウンの松本人志さんの言葉です。
「100点は無理かもしれん。でもMaxなら出せるやろ。」
結果的に100点を取れなくても、その頂上を目指した結果、自分は計り知れない力を身につけることができます。他の人には見えないかもしれないけど、自分だけが達成したものは必ず大きな力を発揮します。
高校時代、1冊の化学の計算問題集を、ボロボロになり1つも間違わなくなるまで何回もやり直したことがあります。その時以来私は、教員採用試験を含めて化学の計算問題はミスらなくなりました。「自分は化学の計算問題だけは絶対に間違わない」という自信は、私にとって大きな武器となりました。
模試でも、問題集でもいいです。満点になるまで、何回も解いてみましょう。きっと、あなたの大きな力になります。あなた自身のMaxになるまで。