学校からのお知らせ

東洋大学京北中学校

受験生への校長メッセージ

今から40年ぐらい前に徹夜をした友人と、大塚駅前の吉野家へ入ったことがあります。店の中には私たち以外にも十数人ぐらいのお客さんがいました。「早い、うまい、安い」と書かれた看板どおり直ぐに温かい牛丼が出てきました。紅生姜を乗せて、口へかき込んだ記憶があります。今では松屋やすき家もありますが、私にとっては老舗の味として忘れられません。そんな吉野家は、実は東洋大学京北中学高等学校(当時は京北尋常中学校)と同じ年にスタートしています。
 吉野家の歴代の社長の中で、BSE問題でアメリカ産牛肉は輸入が禁止されて同業他社はオーストラリア産などで牛丼販売を続けた時に、「牧草で育てるオーストラリア産牛にしたら、別のテイストの牛丼になる」とアメリカ産牛肉にこだわり、国内の既存在庫が尽きた2004年2月11日から牛丼の発売を停止したのが安部修仁さんです。安部さんは、東証1部上場企業で正規採用ではなく、パートタイマーやアルバイトから叩き上げで、社長に就任した人物としても有名です。
そんな安部修仁さんの言葉です。

「勝つまでやる。だから勝つ。」

諦めなければ可能性がなくなることは、絶対にありません。とことんまで、やっていくしかありません。先は誰にも見えません。だから見えてくるまでやり続けていくのだと思います。自分自身で限界を決めない、不安や心配はどこまで行ってもついてきます。やればやるほど、不安や心配はつきまとってきます。しかし、どれだけ時間が掛かったとしても、いつかは必ずゴールへたどり着きます。夢は見えてくるまで追い続け、実現するものです。実現するまでやり続けた安部さんらしい言葉です。みなさんは、まだ入り口です。出口が見えないように思っているかもしれませんが、ひたすら歩き続ければ、必ず出口が見えてきます。出口のないトンネルなんて、絶対にありませんから。

学校長メッセージ(受験生向け)

東洋大学京北中学校

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