学校からのお知らせ

藤嶺学園藤沢中学校

新年を迎えて

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 朝晩は寒いものの、昼間は穏やかな新春となりました。この陽気のごとく今年1年が皆様にとって佳き年となるようお祈りします。
 さて、藤嶺藤沢の中学3年生が毎年11月の「熊野研修旅行」で訪れる熊野本宮大社(一遍上人成道の地)の九鬼家隆宮司は、毎年12月に来たる年に向けた「宮司一文字大筆書き」を行っています。昨年は12月11日に熊野本宮大社本殿前において、多くの参拝者が見守る中、令和7年に向けた一文字を大筆で揮毫したそうです。「紀伊民報」の報道は以下のようになっています。

 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社で11日、九鬼家隆宮司(68)による来年への願いを込めた大筆書きがあった。約3メートル四方の布に、長さ1.3メートルほどの大筆を使って「思」という一文字を力強く揮毫(きごう)した。これは、師走恒例の取り組みで、今年で17回目。
 この日は本殿前で参拝者らが見守る中、九鬼宮司が白装束にたすき掛けという姿で登場し、大筆書きを披露。今年の一文字は昨日、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の授賞式の報道を見て、決めたという。
 九鬼宮司は「家族や友人など大事な方への「思い」とか、人が人を「思う」優しさは平和につながる。来年は平穏で平和であるようにと思って揮毫した」と話した。

 さて、日常生活における「思い」を少し考えてみましょう。「思い」は、目標や夢、他者への感謝、仲間とともに困難を乗り越えたい気持ちなど、人の心に宿る大切なものです。自分の「思い」をしっかり自覚し、その実現に向けて行動することで、未来は開かれていきます。
 また、「思い」は人と人を結びつける力でもあります。感謝や支え合いたい気持ちが、人間関係を豊かにし、困難に立ち向かう力になるでしょう。
 この一年、皆さんが自分の「思い」を大切にし、日々の努力を積み重ねることで、より充実した生活を送れるよう願いまして、新年のご挨拶のブログとします。

※九鬼家隆宮司の「鬼」は、「角なしの鬼」ですが、PC上にこの字が出ませんので「鬼」になっています。

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