日本女子大学附属中学校
教員リレーエッセイ【12月】十月祭の宿題
連続になってしまいますが、私も十月祭についてのお話をしたいと思います。
私が担任する1年生にとっては、初めての十月祭。
「受験生の頃に色んな学校の文化祭に行ったけれど、クラブごとで活動している学校は他になかった」
「クラブでの発表は楽しみだけど、クラスメイトと数日間離れるのは寂しい」
と話すクラスの生徒たちに、ある宿題を出しました。
それは、出来るだけ多くのクラブを見て回ってクラスメイトの活躍を見てくること、そして「クラブごとの文化祭の良さ」が何なのか考えてくること、です。
無事に十月祭が終わり、久しぶりにクラスの教室に集まり行った学活で「宿題」について自分の思ったことを発表しあいました。
十月祭後のクラス学活は毎年行われるものですが、私はこの時間がとても好きです。十月祭をとおして成長した生徒たちが、期間中の思い出や気づいたことについてキラキラした目でいっぱい話をしてくれて、それを周りの生徒たちも嬉しそうに聞いてくれるからです。クラブで嬉しかったことや苦労したこと、受付係としてお客様に接して感じたこと、クラスメイトの新たな一面に感動した話…など。そして「クラブごとの文化祭の良さ」も、それぞれ自分なりの答えが見つかったようです。私もとても楽しく聞かせてもらった、笑顔あふれる時間でした。
この学活で言いきれなかった思い出は、学活ノートにしたためます。中には5ページに渡る大作も…!どの生徒も、先輩方の偉大さを強く感じたようでした。これからもっと成長して、来年の十月祭では自分たちが憧れられる先輩として活躍できますように。そして今回学んだことを、クラブだけでなく「クラスでの生活」にもいかして、より良いクラスを作っていけますように!