三輪田学園中学校
中学卒業式が行われました
外濠公園の桜の蕾はここ数日の寒さでまだ硬く、桜の木はしっかりと存在感をなして立っています。
卒業式が行われる講堂舞台上手には、華道クラブ・華道家の先生が生けたお花が立派に美しく飾られています。今年は桜の枝ぶりがとてもよいそうです。たくさんの色の春の花が咲いています。
5クラス189名の中学3年生が本日卒業しました。
塩見校長は式辞の中で、これから高校生になる中学3年生に武者小路実篤先生の有名な言葉を送りました。
「いかなる時にも 自分は思う もう一歩
今が一番大事な時だ もう一歩」
スクリーンに、昔、三輪田生が調布市の武者小路実篤邸を訪ねたときに直接お会いして書いていただいた色紙が投影されました。小説家であり画家であった武者小路実篤先生の言葉には重みがあります。
ベストを尽くすこと。もう一歩前に踏み出すこと。
毎日の瞬間が大事な時。あるいは大事な時を見極めること。
苦しい時もあるけれど、迷う時もあるけれど、もう一歩踏み出すことで見えてくる世界があります。
中学3年生の答辞は、爽やかに颯爽と3年間の、友達との思い出、行事から学んだことを述べました。
卒業生合唱は名曲〈大地讃頌〉。メッセージがしっかりと伝わってくる女声3部合唱で力強く歌い上げました。
あと2週間ほどで三輪田学園高等学校に進学します。
中学時代に感謝すると同時に、次への一歩を踏み出す決意を感じる卒業式でした。
ホームルームが終わった後、早速、高校生になる自覚を持って、クラブ活動の道具を練習するために持ち帰っている生徒がいました。
新しい高校生活に期待を膨らませて…