三輪田学園中学校
🏫「大学生」になるということ

4月11日の放課後、本校講堂にて今年度2回目の高大連携協定校講座が開かれました。講師は法政大学新総長のダイアナ・コー先生。コー先生は大学の国際化、多様性・公平性・包摂性の徹底を訴え、この3月に第21代法政大学総長に就任された、同大学初の外国籍の総長です。
今回は「大学生」になるということ、というテーマの講義でした。大学生は好きな学びを追求できる一方、自由であるからこそ自分なりのコンパス(指針)を持って学ぶ必要がある。それには、自分の才能を自覚し、人生における目標を考え、目標実現のために自分の行動原理となる価値観や信念、支えてくれる人々、心を落ち着かせる習慣を書き出してみると良い。これは、スタンフォード大学d(デザイン)スクールでも使われている手法であるといったお話でした。
コー先生はご自身も女子校出身であるということで、現代社会における女子校の意義もお話しくださいました。男女の役割や「らしさ」にしばられない学生生活が送れる、幅広い経験ができ、自立的な学びの土台が育つ環境であるというお話には、多くの受講生が納得したようでした。
法政大学との高大連携協定校講座は、高校3年生の希望者を対象に、1学期の放課後、計12回おこなわれます。この講座を通して、何を学びたいのか、なぜ学びたいのか、受講生一人一人に考えを深めてほしいと思います。