藤嶺学園藤沢中学校
授業の様子~理科~
高校2年生を対象に、電流分野の「非直線抵抗」をテーマとした授業を行いました。豆電球の抵抗は、加える電圧によって明るさ(発熱量)が変化するため、その値も変わります。生徒はオームの法則から電圧と電流が比例関係にあると学びますが、実際には電球やダイオードのように、電流の大きさによって抵抗値が変化する素子も存在します。本授業では、手製のミニ電圧計・ミニ電流計を用いて、この抵抗の変化を実際に観察しました。
また、教科書では「電圧計は必ず並列に接続する」と習いますが、直列に接続した場合でも一見すると電圧のような値が出ます。そこで、「なぜ電圧計を直列にしても測れそうに見えるのか」「電圧計を直列にするとどのような危険があるのか」について、電圧計の内部抵抗を手がかりにグループワークで考察しました。
電圧計の内部抵抗から理論的に説明する活動を通して、理解が進んでいる生徒は自分の言葉で説明する力を磨き、まだ理解が浅い生徒は仲間の説明をきっかけに理解を深めるなど、互いに成長できる学習となることを目指しています。
