瀧野川女子学園中学校
歌舞伎鑑賞教室に参加しました
ごきげんよう。先週から夏休みに入りましたが、学校はクラブ活動や創造性教育の活動などで生徒たちの元気な姿が見られます。夏休み前には、各学年でイベントがありました。今日は、高校2年生・一貫5年生の歌舞伎鑑賞教室についてお伝えします!
毎年、半蔵門にある国立劇場で行われている歌舞伎鑑賞教室ですが、改装中のため今年は大田区民ホール・アプリコで開催されました。今年の演目は、『神霊矢口渡』です。これは、歴史の教科書に必ず登場する「平賀源内」が「福内鬼外(ふくち きがい)」というペンネームで書いた作品です。
主人公であるお舟のもとに、現代でいうところの「イケメン」な新田義峰(よしみね)とその恋人うてながやってきました。実は、義峰の兄、義興(よしおき)は、お舟の父である頓兵衛(とんべえ)に殺されてしまっていたのです。そうとは知らず、お舟は義峰に恋に落ちてしまいます。しかし、お舟の父・頓兵衛は、の命も狙っており、義峰への恋心と、父親への孝行心の間で思い悩みながら、最後は義峰の身代わりとなって父親に刀で切り付けられます。そして、お舟は、父・頓兵衛が追いかけていることを義峰に知らせようと、最後の力を振り絞って、太鼓を必死で打ち鳴らします。すると、どこからか矢が飛んできて頓兵衛ののどに刺さってしまいました。そして、お舟は意識が遠のく中、義峰の無事を祈り、幕が閉じました。
実は、この作品の舞台である、頓兵衛の家があった矢口の渡しは、今回の会場である大田区民ホール・アプリコの近くだそうで、より親近感を持って作品を鑑賞することができました。そして、最後のお舟が太鼓を打ち鳴らすシーンは、固唾を飲んで見入ってしまうほど、迫力のあるものでした。
生徒たちは、歌舞伎鑑賞教室に参加する前は、難しいのではないかという不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、最初に行われた「歌舞伎のみかた(解説)」やイヤホンガイドでの解説によって、内容を理解しながら鑑賞することができたようです。歌舞伎を見ることが少なくなった現代ですが、かつてはテレビドラマのような、大衆娯楽でした。映画『国宝』の影響もあり、少しずつ歌舞伎へのハードルも低くなり、興味を持つ生徒が増えています。このように、学校行事として日本の伝統芸能に増えることは、非常に貴重な経験だと思います。これをきっかけに歌舞伎に興味を持ち、日本の伝統を見直して欲しいと願っています。
