学校からのお知らせ

瀧野川女子学園中学校

高1進路講演会を行いました

ごきげんよう。

今日は高校1年生・中高一貫5年生に進路講演会を行いました。副校長先生による講演の大きなテーマは2つ。「学ぶ目的とは」と「チームで世の中を驚かせよう!」です。

「なぜ学校で学ぶ必要があるの?」と漠然とした疑問を抱えていると、将来に向けた具体的な進路を定めることも難しいと思います。高校での学びを始めた今だからこそ、学校で学ぶ目的を明確にし、「将来どんな仕事でどんな風に生きていきたいのか」、それに向けて「どんな大学を選択すれば良いのか」、そのために「今何をしなければいけないのか」といった、進路選択の参考にしてほしいと思います。

「学ぶ目的とは」では、『古事記』から「日本の考える正しいこと」を読み解き、自分も周りの皆も豊かに幸せに暮らすために、今の世の中で必要なことは何かについて話がありました。そして、「自分のやりたいこと」と「自分ができること」、「世の中で求められること」を結びつける考え方を身につけることの大切さ、それを育むのが「創造性教育」であると話がありました。

そして、世界の都市総合力ランキング(GPCI)の話があり、そのデータから、東京はロンドン、ニューヨークに次ぐ、国際的な都市間競争に強い都市となっていることがわかります。特に「スタートアップ数」で高い順位を得ていて、ビジネスを始めるのに有利な場所にいるということが伝えられました。

高校の創造性教育では、高1「商品企画コンペティション」、高2「事業化実習」を通して、思いを形にする「創造性」と、形になった思いと仕事を結びつける「起業家精神」を育みます。

仕事とは、同じことをやりたい仲間が集まり、チームで挑み成し遂げることだと私たちは考えます。一人では成し遂げられないことも、チームで仲間と一緒になら成し遂げられる。「創造性教育」では様々な体験を通して、「仕事とは」「働くこととは」を実践的に学んでいくプログラムになっています。

「チームで世の中を驚かせよう!」では、新しい物や仕事を創り出すことについて、SONYのウォークマンや、iPodやiPhoneを生み出したスティーブジョブスを例に話がありました。その中で、キーワードになるのが「デザイン思考」です。

「デザイン思考」とは、世の中にまだないけれど、“これが欲しかった”と喜ばれる商品やサービスをチームで生み出す考え方です。これは、知識や理論だけでは身につけられない、実際に手を動かし、一緒に体験しながら学ぶ考え方です。

中学から瀧野川女子学園で学んできた中高一貫5年生を除く、高校から入学した1年生は、これから創造性教育の時間を使ってこの考え方を身につけていきます。そして、講演会の最後に、創造性教育の1学期の課題が発表されました。

チームでコロナをぶっ飛ばす「あかつき祭で来校者を喜ばせる体験を再デザインせよ」

今年のあかつき祭は9月25日(土)、26日(日)を予定しています。
今日の講演会での話から、一人ひとりがいろんな感想を持ったと思います。チームでどんな企画や出店があるのか、これからとても楽しみです。

瀧野川女子学園ホームページ

創造性教育について

この学校の詳細情報を見る