私学探検隊

電子黒板などを完備した新校舎が完成!ハードとソフト、両面からの改革で進学の強豪校に

新キャンパス「PORT」の第1期工事が完了

文教大学付属中学校では、創立当初からの校訓「人間愛」にプラスして、「進学力」というもうひとつの柱を加えるべく、数年前から改革を推し進めてきました。その一環として、この4月、「PORT」と呼ばれる新キャンパスの第1期である2つの校舎「West Port」と「Mother Port」が完成。PORTという名前には、生徒を船に例え、この校舎が将来に向けて、大海原へ漕ぎ出すための学びの港のようになってほしいという先生方の思いが込められています。
中学生活の拠点となる「West Port」では、生徒たちが授業に集中できるよう、開放感あふれる窓など、採光や換気に配慮した教室に電子黒板を設置。「視覚的に訴えることのできる授業が展開できるようになり、生徒の理解が深められるようになりました」と話すのは、入試広報部長の神戸航先生。先生が生徒の様子をきめ細かく確認しながら授業を進められ、一人ひとりに目が行き届くのも魅力です。
学校の中心機能である「Mother Port」には、図書室や理科実験室、音楽室、美術室などが集まっています。図書室ではCDやDVDの視聴もできるなど、どの設備にも学習への興味・関心が高められるような工夫が凝らされています。また、教員室前の廊下には、「スタディ・デッキ」という波型テーブルを配置。生徒が自習をしたり、気軽に先生に質問することが可能です。

教室の明かりを消さなくても視聴可能な最新鋭プロジェクターで板書内容を投影する電子黒板

教員室前に配置された波型テーブル「スタディ・デッキ」。生徒が気軽に先生に質問できる

PORT完成は2017年同時進行で教育改革も

ガラス張りの明るい校舎。教室と廊下の壁にもガラス窓を多用し、明るく開放的な教育環境を整えている

今後、第2期として来年7月に食堂や高校普通教室、ラウンジなどのある「East Port」、最後に第3期として再来年6月に大講義室や更衣室などのある「North Port」が完成予定。ラウンジや食堂も放課後などに学習の場として活用でき、フリースペースが増えることで、生徒たちが校内で勉強しやすい環境となります。「これまでも周囲の生徒が校内で勉強する姿を見て、別の生徒もよい刺激を受けていたため、より一層、お互いに切磋琢磨する姿を見ることが期待できそうです」と神戸先生。
もちろん、ハード面と同時に、ソフト面での改革も進められており、放課後に学内学習塾「文教ステーション」を設置。また、授業時間数を週37時間とし、確かな学力を身につけるために、きめ細かい指導を行っています。「今年度は国際理解教育にも力を入れており、オーストラリアへの留学制度も整えました。留学は3か月間の短期のものから1年間のコースまであり、成績優秀者には補助金もあります。そして、来年度はキャリア教育も充実させていく予定です」(神戸先生)
大学付属でありながら、同時に進学の強豪校へと変化を遂げている同校。年々、進学実績などの数字にもその成果が表れており、これからの飛躍がますます楽しみな学校です。

文教大学付属中学校
[学校HP]http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/ghsn/
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