個人に合わせた指導で進学実績が大幅にアップ
学習意欲を高めることで希望に合った進路へ導く
国公立大学や早慶上智、GMARCHなどの大学合格者数が年々高まっている聖セシリア。過去5年間で、これらの難関大学の合格率は3・5倍にもアップしています。この実績を支えているのは、細やかで適切な進路指導。「学習面ではマンツーマン指導に重点を置き、生徒の個々の状況や性格に合わせて補うべき点を考えています」こう教えてくれたのは、進路指導部長の中野路子先生です。生徒1人ひとりを把握するため、独自の進路カルテを用意。志望校や教科バランス、学習時間などを各教科担任と共有することで、多角的な視点で生徒を理解し、細かい指導をすることが可能になるといいます。1クラス約32人程度の少人数制も、個々に目を向けるために有効に作用しています。また教科によっては習熟度別クラスを編成。生徒は無理なく自分のレベルに合わせて、学ぶ楽しさを感じながら学習することができます。
中野先生によると、女子生徒の場合、学習できる環境を整えてあげることも実力アップに欠かせない要素だといいます。このため学習センター内に自習室を設置。空き時間や休みの日でも、落ち着いて勉強に臨むことができます。自習室を利用している生徒からは「友だちが頑張っている姿を見ると、自分自身のモチベーションも高まる」「長期休みでもここに通うことで学習のペースが崩れずに勉強時間を確保することができた」と好評です。「学習塾や予備校へ通わなくても、家庭と学校で集中して勉強することで、希望の進学先へ進むことを可能にしています」(中野先生)
また、聖セシリアでは、女性としての自立した生き方を考えるため、中高6年間にわたりさまざまなキャリアプログラムを用意しています。中学では職業調べや、企業見学で朝日新聞社や日本航空、キヤノンなどに行くことで、将来の仕事に向けての意欲を育みます。文理選択にあたり、高校1年次には文系、理系それぞれの社会人から「女性のキャリア」についての話をうかがうほか、具体的な学問分野についてガイダンスを行います。高校2年次には積極的に大学見学へ行きリポートを書きながら最終的に志望校を決め、高校3年次には目指す偏差値へ到達できるよう学習指導を行います。「これらのプログラムで特に大切にしているのは、生徒の希望を叶えること。決して押しつけの勉強ではなく、生徒自身が持つモチベーションを高めながら、将来の可能性を広げることができるような6年間の環境を整えています」(中野先生)
心を鍛えるサマーセミナー
上智大学の神父による講話や、よりよく生きるとはどういうことかについての講話などを行うサマーセミナー。受験の先にある将来の幸せについて、じっくりと向き合い心を育てていく。「高3の6月に行なうので、その後の大事な夏休み時期の生徒のモチベーションも高まるんです」と中野先生。
聖セシリア女子中学校
[学校HP]http://www.cecilia.ac.jp/
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