私学探検隊

「自主・自治・自律」を基本に、人間力を形成する

中学創立以来初のオープンキャンパス

オープンキャンパスの体験授業。理科実験室で「音」について学ぶ小学生たち

中央大学附属中学校では、「自主・自治・自律」を基本理念とし、自分で考え、自分で未来を切り拓いていく力を養う教育を行っています。
同校は伝統ある中央大学附属高校に隣接して開校し、5年目になりますが、今年は8月に、中学創立以来、初めてのオープンキャンパスが開催されました。
オープンキャンパスは、まず、学校説明会からスタート。学校生活や入試などについて、スライドを使った説明がありました。続いて、5年生以上の希望者は、1科目20分間の体験授業へ。それぞれ、事前に申請していた受講科目の教室に向かいました。
理科室で行われた「音」についての授業では、さまざまな音の伝わり方について学びました。子どもには聞こえるけれど、大人には聞こえない音を聞くなど、教室で見学していた保護者にとっても興味深い内容でした。
体験授業が終わると、校内を見学したり、食堂で昼食をとったりと、親子で自由に過ごしました。通常、食堂は土日の営業はありませんが、この日は参加者のために、特別に一部のメニューを提供し、普段、中附生が食べているものと同じメニューを味わうことができました。

講堂で開催された学校説明会

体験授業にて。音の伝わり方について説明する理科の先生

この日は食堂も開放。中附生と同じメニューを親子で楽しみました

バランスよく、且つ掘り下げた授業を展開

同校の卒業生は、基本的に中央大学附属高校に進学し、その後は約9割が中央大学に入学します。大学附属校としての魅力を副校長の矢島賢太郎先生と中学教頭の椎名甲子夫先生に伺いました。
「本校では、全科目を基礎からバランスよく学ぶ一方で、科目ごとにテーマを設定し、受験にとらわれない、掘り下げた授業を行います。大学のロースクールと提携し、模擬法廷体験の授業を行うなど、大学附属ならではの体験もできます」と椎名先生。
また、約16万冊の蔵書があり、新聞・雑誌や、視聴覚資料も充実した高校キャンパスにある図書館(本館)を中学生も利用することができます。この図書館はパソコンやプロジェクターなども完備されており、ここで授業を行うこともあります。
「卒業後に進学する高校は制服がなく、校則もほぼない自由な環境。その中で指示待ちではなく、何事も自主的に行うことのできる人を育成します。中央大学では、附属校出身者の就職が良好といわれています。オールラウンドで学んできたことが発揮されるのは社会に出る時です。受験生や保護者の皆さんは、中学入学はゴールではなく、新たなスタートと捉えてほしいですね」(矢島先生)

中学生も利用できる図書館(本館)。ここで授業を行うことも

副校長・矢島賢太郎先生(右)と中学教頭・椎名甲子夫先生

中央大学附属中学校
[学校HP]http://www.hs.chuo-u.ac.jp/chuf/
〒184-8575 東京都小金井市貫井北町3-22-1
☎ 042-381-7651
最寄駅/JR中央線「武蔵小金井駅」徒歩18分またはバス5分「中大附属高校」。西武新宿線「小平駅」からバス「中央大学附属中学・高等学校」。西武新宿線「花小金井駅」からバス5分「小金井橋」徒歩13分。