高い教養のための学習と将来を考える生きる力

中学3年生で行う職業体験。企業の協力のもと現場を訪れ、働くということはどういうことか、実際に自分で体感する（写真は26年度セブン＆アイ・ホールディングス訪問時の様子）

創立126年を迎えた千代田女学園は9月に校長が豊岡稔先生に替わり、さらなる躍進の時を迎えています。叡智・温情・健康・謙虚・真実の5つの柱の建学の精神に基づく「人格形成」、高い学力・教養を身に着ける「学習指導」、将来を見据えた「キャリアデザイン」という3つの教育理念のもと、社会で輝ける「品位ある自立した女性の育成」を教育目標としています。
6カ年一貫教育だからこそできる教育として、平成27年度からは新学習システムをスタートさせ、より高い教養を身に着けられる教育課程、学校環境を整えます。

現代社会で活躍できる品位ある自立した女性に

中学を受験し、私学の中高一貫教育を受けることには大きな意味があります。千代田女学園には6年を3つのステージに分類した効果的な教育、女子校という特性を生かした人格形成、高い教養につながる学習指導と、意義のある6年があります。
女性が社会で活躍する場が広がったことで、社会が求める女性像も大きく変化しています。「中高の女子教育においても、それに対応できる『品位ある自立した女性の育成』は欠かせません。学生生活を有意義で充実したものにするとともに、新学習システムでは生徒たちが将来の目標を見据えながらステップアップできるようバックアップしていきます」と豊岡校長は語ります。
まず、2つのコースを設置し中学入学時に選択。ハイレベルな授業や特別講習で高い学力を習得する「アドバンストクラス」と、グレード別授業でしっかりとした基礎知識を定着させる「リーディングクラス」で、ステージ1（中学1・2年）の時期に基礎学力をしっかり養成します。
ステージ2（中3・高1）は、将来を考えるキーポイントとなる時期と位置付けています。高校受験がない分、進路について自分と向き合う時間として有効に活用します。どんな仕事があり、自分の興味、関心、得意とすることは何かなど、将来につながる進路を考えさせ、全員に校長面接を行うのも中学3年のときです。しっかり将来を考えることで何のために進学するのか、どんな上級学校で、何を学ぶのかという進路や目標を明確にさせるステージです。
ステージ3（高2・高3）でその目標を実現する力を十分に伸ばし蓄え、進学を踏まえた学力の充実を図ります。こうして6年かけてじっくりと進路を選択し、その実現に必要な学力の充実と、社会で輝ける女性に欠かせない人格形成に取り組んでいきます。

女性としてのたしなみ、教養を身に着けるための随意科のプログラム。専門家を招いて広く深く、「美」と「伝統」を学ぶ

中学2年生では、3年生で実施するオーストラリア海外総合セミナーのための事前キャンプを行う。異文化交流を体験する機会に

社会に羽ばたく礎をつくる充実した6年間を送るために

宗教教育や礼儀作法の学びを通じた心の教育や、茶道・香道・筝曲など伝統美を学ぶ随意科など、品格ある女性を育てるプログラムも特徴のひとつです。また、マナー教室や職業体験などのキャリア教育、オーストラリアでのホームステイを含む国際教育など、現代の社会に飛躍するために必要な教育にも力を入れています。
学力だけでなく、女性力、人間力を育てることで、確かな未来へつながる基盤ができます。新学習システムを含め進化する千代田女学園から、夢を実現させ自身の描く未来で活躍する人材がこれまで以上に社会に羽ばたくことでしょう。

千代田女学園中学校・高等学校
［学校HP］http://www.chiyoda-j.ac.jp/
〒102-0081　東京都千代田区四番町11番地
☎ 03-3263-6551
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