「私は太平洋の架け橋となりたい」初代校長 新渡戸稲造の志が教育の原点です
国際連盟の初代事務局次長として活躍した新渡戸稲造博士は、優れた教育者でもありました。博士の志を受け継ぎ、世界に通じるような人間の基礎をつくる。それが新渡戸文化の使命です。
語学や国際問題への関心を深めると同時に、自分らしさに気づき、自分を信頼し、自分に自信が持てる自律した人間を育てます。
「人間学」をベースに毎日の授業はもちろんのこと、「7つの学習」による学校生活すべてにおいてしっかりと自分を確立していきます。社会で役立つ人財となるために、本物の「わたし」に出会い、ありのままに生きるための教育を実践します。発見と感動の6年間が皆さんを待っています。
新渡戸文化の勉強法
新渡戸の勉強法は人格を磨いて学力を伸ばす方法です。知識の詰め込み型、先取りの学習型ではなく、基礎を徹底しながら器を大きくし、高校で一気に応用に入ります。身体を使って頭をきたえ、頭を使って身体を鍛えるのが新渡戸流の学習法です。
基礎の徹底として、2週間に1回満点テストがあります。満点をとるまで先生も生徒も必死です。中間期末テスト以外に、2カ月に1回学力テストがありますが、これは先生たちの教え方を確認するために実施します。新渡戸文化では生徒だけでなく、先生たちも勉強しなければならないのです。
第三者が教員を評価するシステムを導入し、新渡戸の教育現場では教員も日々成長しています。生徒の学力を高めるためには、指導する教員側も緊張感がなければなりません。本校で実施している2カ月に一度の学力テストは、外部の専門業者が作成。その内容を教員に知らせることなくテストを実施します。そしてテストの結果を分析することで生徒の学力と同時に教員の指導力を客観的に測り、必要に応じて教員を指導していくのです。また、生徒や保護者に対しての立ち居振る舞い、言動についても外部講師を招いて厳しくチェックしています。
小中高連携も新渡戸文化学園の大きな特長。コミュニケーションを促進するため、2013年により全教職員を1つの職員室に集めました。教職員同士、授業内容の検討から生活態度まで、現場の多くの情報を共有しています。
新渡戸文化の生徒組織
新渡戸文化では生徒会ではなく、「四季」という誕生月ごとに分かれた自治組織をつくります。春組、夏組、秋組、冬組です。誰もが適材適所で力を発揮するという考え方で、リーダーシップを試すチャンスがたくさん用意されています。
新渡戸文化で徹底的に面倒を見たい子ども像
・自信なさげで目立たないが真面目な子
・偏差値競争となると力を発揮できない子
・大切に放っておかれている子
この3つの条件に当てはまる子どもは、人間学で大きく変身します。具体的には、自分を確かに感じ、対人関係に強くなり、イキイキと逞しい人間へと変身します。
私学ならではのユニークな入学試験
新渡戸文化は、人間学が理解でき心にしみていく子どもたちを必要としています。4教科においては他校と変わりませんが、2教科が国語と算数でないところが大きな特徴です。算数が苦手な子どもは国語と社会で、国語が苦手な子どもは、算数と理科でチャレンジすることで伸びる部分を大切にしてほしいと思っています。英語1教科入試は英検4級程度の内容になります。志入試は、昨年度はグローカル入試と呼んでおりました。テーマに基づいて数回打ち合わせをして試験に臨むというものです。プレゼンテーションは15分弱で、なりたい自分の姿をプレゼンテーションするという内容です。
新渡戸文化中学高等学校
[学校HP]http://www.nitobebunka.ed.jp/
〒164-8638 東京都中野区本町6-38-1
☎ 03-3381-9772
最寄駅/メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩6分。メトロ丸ノ内線「新中野駅」徒歩7分。JR中央線 総武線・メトロ東西線「中野駅」徒歩15分。