週1の自学自修の時間は集中力を高める効果大

橘学苑では、勉強とは人からやらされるものではなく、自ら学ぶものという考えから、「自学自修」の時間を大切にしています。今回は、中学2年生の3人の生徒に、橘学苑の「自学自修」について聞いてみました。
同校の「自学自修」の取り組みは、中学1年生からスタート。中1では週1回、通常の授業のほかに、各生徒自らが学習したいものに取り組む「自学自修」の時間を設けています。この時間にどんなことをやっているのか聞いてみると、「テストが近い時はテスト勉強」「英検や漢検の勉強」などの声があがりました。
「家ではつい“ながら勉強”をしてしまいますが、この時間だけは集中できます」とS・Sさん。ほかの2人からも「集中力が高まった」との声が。結果、3人とも「テストの成績が上がった！」と嬉しそうに話してくれました。

中学錬成合宿中は毎日、自学自修の時間が設けられ、各自が学習に取り組みました。

長野の自然と歴史に触れた中学錬成合宿

また、同校では、昨年度より夏休み中に、中学生を対象に「自学自修」を目的とした2泊3日の「中学錬成合宿」を実施しています。滞在先は、同校の研修センターがある自然豊かな長野県飯島町。そこで生徒たちは、雄大な自然に触れながら、様々な学びを体験しました。
初日は体験学習として、中1が飯田市美術博物館、中2が江戸時代に建てられた陣屋、中3が養命酒の工場を訪問。陣屋を訪れた3人は、囲炉裏の火のつけ方を教えてもらったり、江戸時代に使われていたという駕籠や刀を実際に持ってみたりしたそうです。
楽しい体験学習の後は、宿泊先で講義授業と自学自修の時間です。いつもと違う環境だからといって浮かれることなく、各自が集中して取り組みました。2日目と3日目も机に向かう勉強やテストがありましたが、途中、自然散策をする時間もあり、メリハリのある3日間だったようです。
中学校の全生徒を対象にした「中学錬成合宿」の後は、高校生を中心とした希望制の3泊4日の勉強合宿「錬成合宿」が行われました。今年は5人の中学生も参加し、そのうちの2人がH・TさんとK・Mさんです。昨年も参加したというK・Mさんは、「錬成合宿は、高校生の先輩と一緒に勉強ができるので、とても刺激になる」と錬成合宿の魅力を語ってくれました。
こうして中1から取り組んできた「自学自修」の時間が、自ら学ぶ姿勢へと成長させ、夢や目標を持って勉強に取り組むようになりました。

錬成合宿最後の夜は、班ごとに分かれカレーを作りました！

中学錬成合宿に参加した2年生の声

S.S さん 「中学生になってから集中して勉強ができるようになりました。おかげで成績は常に上位。この調子でキープしていきたいです！」

H.T さん 「今まで訪れた歴史博物館は、ただ見るだけのものが多かったけれど、今回訪れた陣屋は、実際に触って体験することができたので良かったです。」

K.M さん 「学年全員で行く「中学錬成合宿」も楽しいけれど、高校生と一緒の「錬成合宿」はもっと面白い！来年も絶対参加します！」

橘学苑中学校
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