一人ひとりがキラキラ輝く、本庄東生の魅力を生徒が語ります!
今年で創立67年目。2006年に中学校が開校し、中高一貫教育をスタート。「素直な心」「感謝の心」を大切に育みながら、つねに「自分の子だったら何をしてあげたいか」と考え、生徒と向き合っていると校長の小林玉枝先生は言います。
そんな同校は、先生と生徒の距離が近いのも特徴のひとつ。毎朝約15分、担任の先生と二人きりでじっくり話をする二者面談が順番で行われます。「学校が好きになってほしい」という先生方の思いがしっかりと伝わる時間です。基本的に、クラスも担任の先生も6年間変わらないため、保護者も一体となり共に手を取り合いながら、生徒の成長を見守ります。
一人ひとりの個性を尊重するので、生徒はのびのびと主体性をもって育ちます。たとえば、受験生対象の学校説明会では、「生徒目線になっていない、先生目線になっている」という生徒の発案によって、司会から道案内まで、生徒主体で行われるようになりました。また、オーストラリアの姉妹校の来日イベントでも、司会から通訳まで生徒が大活躍。「私の通訳もしてくれるんですよ」と、うれしそうに小林校長は話します。
そこで今回は生徒のみなさんに、本庄東で送るそれぞれの学校生活の魅力を語ってもらいました。
好きを伸ばす! 中学3年井上翔滋(しょうじ)くん
小学生時代、海外で暮らした経験のある井上君の同校への入学の決め手は、「オーストラリアへの語学研修(希望者)や修学旅行制度があったから」でした。中2の時に行った語学研修では、ホームステイを体験。優しいホストファミリーのもとで異文化や、その伝統を学ぶことができ、滞在するうちに、身振り手振りを交えながら意志も伝えられるように。最後の数日間には「現地の中学生と深い話ができたのが楽しかった」と、研修の手ごたえをしっかりとつかんで帰ってきました。
「英語をさらに発展的に勉強したい」と意欲を燃やす井上君が利用しているのは、同校の“サポートタイム”。毎朝30分、勉強でわからないことを教科の先生に教わる時間が設けられており、授業前から熱心な生徒や先生で学校は活気づきます。わからないことはすぐに解消することが徹底されている同校では、放課後も先生から個別に教わる姿が見られます。時にはスクールバスの時間に間に合わず、教科書やノートをかかえて、バスまで走ったこともあるそうです。
「授業がとにかくわかりやすいんです」と井上君。「生徒の立場に立ってわかりやすく説明をしてくれる。すごい先生がいます」と井上君が言うように、同校では「なぜ」を大切にした、生徒主体の授業が展開されています。そんな井上君の最も印象に残っているのが「中2の時に大学の学部を調べて、学園祭でパワーポイントを使って発表したこと。学部や学科を調べ、大学まで足を運び勉強したことで、職業を考えるきっかけにもなり、将来の選択肢が増えました」
新たに理系に進む目標を見つけた井上君は、意欲的に勉強に取り組んでいます。
好きを両立! 中学1年黒瀬愛佳(あいか)さん
「勉強と部活は両立できるかな」。入学前は不安でいっぱいだったという黒瀬愛佳さん。吹奏楽部に入部して半年が経った今は、「吹奏楽部に入ってよかった、毎日が楽しい!」と、週に3度の練習に励んでいます。
9月には高校生と一緒に校内の発表会にも出演。「1年生と同じ目線で教えてくれる優しい先輩ばかり。部活だけでなく勉強を教えてくれたり、相談にものってくれるんです」と、優しい先輩との出会いもあって、「部活があるから勉強も頑張れる」と勉強にも意欲的です。
また、スクールバスで通う黒瀬さんは、バスの中でも先輩が気軽に話しかけてくれるので、「いろんな先輩と知り合えるのがとても楽しい」と、通学も楽しみのひとつに。「この前、廊下で黒板消しを落としてしまったら、通りかかった知らない先輩が『片しておくよ』って優しく声をかけてくれたんです」などと、下級生を温かく見守る素敵な先輩のエピソードが次々とあふれてきます。
「入学する前は、誰も知っている人がいなくて、友達ができるか不安だった」とも黒瀬さん。でも、「困っていると『どうしたの?』って同級生も声をかけてくれて、すぐに友達ができました。それもたくさん」と、うれしそう。「先生もいい先生ばかりで、親身になってわかるまで教えてくれます。だから毎日学校が楽しいです。小学校から中学校に入る時も心配しなくて大丈夫!」と、力強いメッセージを贈ってくれました。
好きを極める! 高校3年小林逸人(はやと)くん
自分の興味のあることに、とことん向き合う小林君は、時間を上手に捻出するのが得意です。同校で取り組む漢字検定も小学生のうちに1級を取得済み。ただし、満点を目指して何度も試験を受けつづけるほど、自分の“好き”を極めます。
そんな小林君が今最も興味があるのは「高校生早押しクイズ」。他校にもネットワークを広げていき、高校生同士で行うアマチュアクイズ大会に参加したり、他校の生徒と交流を深めていくことで、自らの成長を実感することもあると言います。「授業内容は十分に消化したうえで、漢検の勉強に集中できたりと、ただ勉強するだけの学園生活ではなく、楽しみをもって過ごすことができています」と、充実した様子の小林君。
また、海外に行ったことも深く印象に残っているそうです。「中学ではオーストラリア、高校ではカナダと2回海外に行く機会が得られたのも良かったです。英語力も鍛えられましたし、ほかの国について調べるきっかけにもなりました。ほかの国を勉強することで、改めて日本にも関心がもてました」と、小林君。
さまざまな経験を糧に成長する小林君を、6年間見守りつづけている担任の先生はもちろん、ほかの先生方も温かく応援しています。
夢があれば頑張れる!自分の夢を見つけてつかんだ実績
入学時には学力に余裕がなくても6年後には国立の医学部に入学する生徒もいます。やりたいことがあれば子どもは頑張れる。280人いたら280通りの進路指導があるはずです」
本庄東高等学校附属中学校
[学校HP]http://www.honjo-higashi.ed.jp/
〒367-0025 埼玉県本庄市西五十子大塚318
☎ 0495–27–6711
最寄駅/スクールバス:JR湘南新宿ライン(高崎線)「岡部駅」から8分、森林公園、妻沼、藤岡、伊勢崎、籠原からあり。