私学探検隊

グローバル人材をめざして中1からはじめる国際理解プログラム

国際理解プログラムで豊かなグローバル人材を育成

「大地に足をつけ世界につながる創造的な人間の育成」を目指す橘学苑。その教育目標のとおり、世界の人々を尊重し社会を築く喜びを得られる人を育てる創造的な国際理解プログラムを行っています。中心となるのは、日本の自然や伝統文化の理解とグローバル人材を育てる国際理解プログラム。
社会にある「解答が一つではない問題」に将来立ち向かっていくために、自分で考え、体験し、自分なりの答えを出して行動し、新しい人生と社会を築くグローバル人材の育成を行います。中3になったらロンドン海外研修で学習の成果を発揮します。

基礎をつくる自然や伝統文化の理解

田植え

自然研修センターでの田植え体験。声を掛け合って協力し、友達との絆も深まる

海外に行って聞かれることが多いのが、日本の文化について。中1の国際理解プログラムの一つは長野県にある橘学苑の自然研修センターで行います。田植えや稲刈り体験をしたり、農家の方の話を聞いたりしながら、日本の自然や伝統文化について学び、コミュニケーション能力も高められるようにします。
「田植え、稲刈り共に2泊3日の体験学習を行います。さらに、近隣のリンゴ農家も訪れてお手伝いをさせてもらったり、農家の人の話を聞いたりすることで、生徒たちは豊かなコミュニケーション能力を身につけ感謝する心を学びます。」
と、中1担当の新垣先生が説明してくれました。

学習の成果を文化祭で発表&販売

橘花祭

育てたお米を橘花祭で販売する中1生。「おいしかったよ」と言われるのが喜びの瞬間

秋の文化祭では、自分たちが育てたお米やお手伝いをしたリンゴ、リンゴジャムなどを販売します。また、お米の成長や収穫祭などについて展示にまとめ、訪れた人に説明もします。
文化祭で販売を担当した中1のT.A.さんは
「準備などは大変でしたが、当日は買いにきてくれた人が『美味しかったからまた来たよ』と2日連続で買ってくれたりしてとてもうれしかったです」
と教えてくれました。また、お米についての説明を担当したH.Y.さんは、
「クラスみんなでまとまって準備をするのは時間がかかりましたが、文化祭は協力してできてよかったです。田植えや稲刈りなども、友達と声を掛け合いながら協力して楽しめるいい体験です」
と話してくれました。
中1生が田植えをしたこのコシヒカリは、文化祭では大人気で、約300㎏販売され、売り切れになるそうです。
体験をしながら総合的な学習をする国際理解プログラムは、高校にも引きつがれます。教科書だけでなく貴重な体験も一緒に積み重ねることで、豊かなグローバル人材が培われていくのです。

中1生に自然研修センターで学んだことを聞きました!

女子生徒 田植え感想1

H.Yさん
「田んぼには稲を育てるだけでなく、雨が降った時に水を蓄えたり、山から吹く風を冷やして夏でも気温を涼しく保ったりする役割があることを、農家の人の話を聞いて学びました。中学に入るまで農作業をしたことはありませんでした。やってみて大変さや食べ物への感謝の気持ちを学びました」

女子生徒 田植え感想2

T.Aさん
「田植えは、思っていたよりも細かな作業でした。気をつけないと、稲同士の間隔が均等にならず、日光や栄養が同じように行き渡らないのです。秋に再び田んぼに戻った時、自分が植えた稲がきれいに実っているのを見て、感動しました」

橘学苑中学校
[学校HP]http://www.tachibana.ac.jp
〒230-0073 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-10-35
☎ 045-581-0063
最寄駅/JR京浜東北線 鶴見線「鶴見駅」・京急本線「京急鶴見駅」、東急東横線「綱島駅」、JR横須賀線「新川崎駅」、JR横浜線・市営地下鉄BL「新横浜駅」からバス「橘学苑・橘テニスアカデミー前」。