私学探検隊

みんなと気持ちを一つにして、なにかがしたい!そんな沸き立つ想いを遂げる場所がここにある。さあ、クラブ活動に勉強に、熱中しよう。

吹奏楽部

▲甲子園出場を目指す野球部の試合(写真は2013年夏の西東京大会)で応援リーダーを務める吹奏楽部。2015年はサッカー部の全国大会応援で年が明けた。

同校は男女別学ですが、クラブ活動では可能な限り、中高男女がともに活動し男女の特性を感じ合い、認め合いながら、目的を果たすために力を合わせています。その代表的なクラブが「吹奏楽部」(80名)です。最高学年がリードする生徒主体の活動で演奏技術と心を磨き、コンクールへの参加、定期演奏会の企画・運営、学校行事や外部イベントでの演奏、運動部の応援活動など、多彩な活動を行っています。
学生指揮を務める打田さん(高3)は「みんなで一つの演奏を創り上げることは本当に楽しい。中高男女が一緒に活動することでいろいろな考えが生まれるし、音楽も広がる」と魅力を語ります。もちろん、楽しいことばかりではありません。大きな集団だけに自律することが求められます。コンクールのメンバーもオーディションで決まります。打田さんとともに、学生指揮を務める宮原さん(高3)は「先輩後輩が同じ土俵で競い合えるところが久我山の魅力。ライバルであっても教え合うことを辞さないから成長の幅が大きい」と言います。その言葉どおり、部員はしっかり育っています。自分で目標を立てて練習するため「主体的に行動できるようになった」と胸を張る公木さん(中3)。昨年、最年少でメンバー入りを果たした大口さん(中3)は「楽器は、頑張りが成果につながるので楽しい」と、すっかり吹奏楽に魅了されています。そして、後輩たちの成長を喜ぶ自分に気づき、「気持ちに余裕ができた」と成長をかみしめる部長の伊藤さん(高3)に、中高一貫教育のダイナミズムを感じました。
歌うことが大好きな女子が集い、さまざまな音を重ね合わせて一つの作品を創り上げる楽しさや、舞台で演奏する喜びを味わうとともに、全国大会に出場すること3回。すべて金賞を受賞してきた中学女子音楽部は、創立70周年を機に中高一貫で活動できる「女声合唱部」に生まれ変わりました。高1で再び活動のチャンスを得た大矢さん(高2)は「すごく嬉しかった。中1の時、先輩が全国大会に連れて行ってくれたように、今度は自分たちが後輩を連れていきたい」と力強く語ります。
「宮崎先生の厳しい指導に食らいついていく、一生懸命な雰囲気が好き」という藤原さん(中3)は、家族に「変わったね」と言われるほど、合唱の練習だけでなく、何事にも懸命に取り組めるようになったと言います。この春、久我山に入学した妹さんも、いきいきと学生生活に取り組む藤原さんの姿に惹かれて学校を選んだに違いありません。

先輩が語る学校生活&部活の魅力

吹奏楽部
◆勉強、部活、生活、すべてにきちんとしている生徒が多い学校です。◆合奏で集中力が養われるため、授業中も先生の話が頭に入るようになりました。◆勉強と部活を両立している先輩が多く、「自分もできる」と思うことができました。◆男子だけのクラスは気兼ねがなく暮らしやすいですが、定期演奏会などを企画する時に、女子の意見が入るといいものになり、感心させられることがたびたびあります。◆男女別学はいいところ取りだと思います。文化祭や体育祭、クラブ活動に男子がいると盛り上がります。◆スポーツが強い学校なので、応援活動もやりがいがあります。私たちの定期演奏会に野球部員が来てくれる、そういう交流が持てるのも久我山の魅力だと思います。
【伊藤真矢(部長/トロンボーン)・打田唯(学生指揮/フルート)・宮原大典(学生指揮/ホルン)・大口一仁(中学部長/ホルン)・公木彩夏(中学部長/トランペット)】

女声合唱部
◆初心者でも大丈夫。◆失敗したり、怒られたり、悔しくて気持ちが折れそうになったりしても、くじけなくなりました。あきらめずに挑戦し続ける姿勢は合唱以外でも活かされています。◆コンクールは中高一貫登録をして、高校の部に参加しています。学内外のさまざまなイベントにも積極的に参加し、歌と心を届けています。◆家庭学習は量より質が大事。◆学内に兄弟姉妹がいる生徒が多く、10名いるクラスもあります。
【大矢早彩(部長)・藤原朱里(中学部長)】

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

国学院大学久我山中学校 
[学校HP]http://www.kugayama-h.ed.jp/
〒168‐0082 杉並区久我山1‐9‐1
☎ 03‐3334‐1151
最寄駅/京王井の頭線「久我山駅」より徒歩10分