私学探検隊

スポーツとしてだけではなく、新たな芸術としての高い次元のパフォーマンスを目指し日々邁進!奥深い大道芸を極めるクラブがここにはあります

オンリーワンの学校のオンリーワンのクラブ!

ジャグリング同好会

紐の片側の先に玉の付いた「ポイ」というジャグリングの一種を使い演技を披露した中西君

芝浦工業大学中学高等学校は、芝浦工業大学の豊富な教育資源を活用したユニークな中高大連携教育を展開しているオンリーワンの学校として有名です。中学1年(全員)の「工学わくわく講座」、中学2年(全員)の「ロボット入門講座」中学3年・高校1年(希望者)の「ロボット中級講座」、高校2年・3年(希望者)の「ロボット上級講座」など、ほかには類例を見ない体験型授業が目白押しです。
そして、その授業同様、クラブ活動においても、この学校ならではのユニークな、オンリーワンのクラブがいくつもあります。その一つがジャグリング同好会です。
ご存知のように、ジャグリングとは、複数の物を空中に投げたり取ったりを繰り返す技術です。歴史的には大道芸、サーカスなどの曲芸として発達してきました。近年はスポーツとして認知され、競技会も活発に行われていますが、学校のクラブとしては決して多くはありません。
今年の3月24日、本校のジャグリング同好会の中西隼斗君(高校2年)は、JSJF(Japan Students’Juggling Festival)主催の第5回全国高校生ジャグリング大会に出場し、男子の部出場者の中で唯一「ポイ」という道具を使ったステージを披露し、準優勝しました。この大会は予選の映像審査を経て選ばれた20組のファイナリストが、東京・新宿の四谷区民ホールに集結し、ビデオと同様のパフォーマンスを行うというもの。中西君は、ジャグリングの中でも珍しい、紐の片側の先端に玉の付いた「ポイ」を使い5分30秒間の演技を披露しました。開始早々から、思っていた以上の拍手と歓声が上がり、驚くと同時に気持ちを高めることができたそうです。
「中学1年からジャグリングを始め、高校生になったら出場したいとずっと目標にしていた大会でした。準優勝という結果に正直ビックリしましたが、とてもうれしいです」と中西君。審査員からは『選曲、構成、表情すべてが雰囲気をつくった芸術作品。ポイの可能性を感じた』などのコメントが寄せられました。
「ジャグリングは道具によって表現できるものが異なります。ボールやスティックを使った大道芸のようなもの、難易度の高い演技に注目が集まりやすいですが、私が目指すのは、自分がつくりたい世界観を表現すること。普段考えていることや、ふと思ったことを、言葉を発さなくとも演技や曲にのせて魅せることのできるパフォーマーになりたいです」と中西君は笑顔で話します。
中学生も高校生も一緒になって技を磨き、集中力を高め、達成感を味わうとともに、多くの人たちを楽しませることもできるジャグリング。芝浦工業大学中学高等学校のジャグリング同好会は、従来の単なるスポーツだけでなく、新たな芸術としての高い次元のパフォーマンスをめざして今日も練習に励んでいます。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

芝浦工業大学中学高等学校 
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