クラブ活動は学習の「原動力」!寮で培った「チームワーク」と「協調性」が大きな強み。笑顔あふれるブラスバンド部を紹介します。
「心に響く音を届けたい」中学生と高校生が一緒に活動しています
秀明中学校は、ほとんどの生徒が週末帰宅する「4泊5日」の完全全寮制。夕食後には3時間の夜間学習もあるため、クラブ活動の時間は月曜日から木曜日の放課後1時間30分と決まっています。普段から時間の使い方の上手な秀明生たちはホームルームを終えると、クラブ活動に集中。校内には運動部の元気な掛け声が響き渡り、音楽室からはブラスバンド部の軽快な演奏が聞こえてきます。
「仲間と演奏できるのが何よりの気分転換、リフレッシュになります」と、ブラスバンド部部長の吉若さくらさん(高2)。追試や補習などが放課後に入らないように「部活に出たいので、週末や授業の合間の10分間の休憩時間も利用して、しっかり勉強します」と、クラブ活動が学習の原動力になっているそう。その原動力のひとつにチームワークがあります。
「個人で音合わせをしていると自然にみんなが音を合わせていって、最後は全員で合奏になることも。すごくうれしいひとときです」と吉若さん。寮生活で培った結束力でアンサンブルの息もピッタリ。取材の日はちょうど新入生の歓迎演奏会が行われていました。素敵な演奏のあと、緊張ぎみの新入生たちに、ていねいに楽器を説明する先輩たちの優しい笑顔が印象的でした。
入部時は、ほとんどの生徒が未経験者。一人ひとりが貴重な戦力へと成長
「ブラスバンド部はほとんどの生徒が未経験者。楽器を初めて手にする生徒ばかりです。入学式に始まり、新入生歓迎会、体育大会、文化発表会、クリスマス会、卒業式など、校内の年間行事だけでも数多く演奏を行うため、入部半年で一人ひとりが戦力になります」と、顧問の高根正徳先生は言います。校外のコンクールや演奏会にも毎年出場し、埼玉地区大会で金賞、埼玉県大会で銀賞受賞の実績をもつ、実力に定評があるクラブです。
「のびのびした音で〝うまい演奏〟よりも〝いい演奏〟をしてほしい」という高根先生のご専門はフルート。ていねいな指導で温かく生徒たちを導きます。「アンサンブルは呼吸・タイミング合わせが大事。生徒たちは寮生活をしているからか、その点は苦労していないようです。これからも演奏を聴いている人を意識して、音楽の楽しさや、自分たちが楽しんでいることを伝えてほしいです」(高根先生)
部長 吉若さくらさん(高2)
聴いてくれる人の笑顔や、リズムに乗って手拍子をしてくれる姿を見ると、演奏してよかったと思います。なんでも話せる大切な仲間と一緒に、夏のコンクールはもちろん、一つひとつの行事も成功させていきたいです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
秀明中学校
[学校HP]http://www.shumei.ac.jp
〒350‐1175 埼玉県川越市笠幡4792
☎ 049‐232‐6611
最寄駅/JR川越線「笠幡駅」徒歩5分。JR川越線・東武東上線「川越駅」からバス「かすみ野入口」徒歩2分。