文武両道を実践する軟式野球部員たちは、野球の技術やチームワークだけでなく、野球を通して得るものがあると言います。今回は軟式野球部に迫ります!
野球を通じて何を得るか
鎌倉学園軟式野球部は中学生のみの部活です。人生のために野球をすることをモットーに、野球を通じて「何を得るか」を大切にしています。当部では「目的」と「目標」を区別して考えています。活動はすべて「目的」に基づいて行われ、何よりも優先されるものです。この「目的」の一部として、競技における「目標」を設定しています。当部の目的は「野球というチームスポーツを通して、社会を生き抜く力を身につけること」、“目標”は「全国制覇」です。真剣に練習をして上手くなること、勝利に向かって全力を尽くすこと、その結果勝利することを本当の意味での野球の楽しさだと考え日々練習しています。
活動日は週6日、平日の活動時間は授業終了後から17時30分までを原則としています。休日は他校との練習試合も行います。また、中学生として部活動だけではなく学業面も重要だと考え、鎌倉学園の教育のモットーである『文武両道』の実践を目指しています。
1年間の活動の流れは、2月下旬から11月中旬までをシーズン、11月下旬から2月中旬までを冬期トレーニング期間としています。シーズン中は春、夏、秋の公式戦に向けてメンバー候補を絞り、実戦的な練習が中心です。冬期トレーニング期間は基礎力と体力の強化を目的に、基本の反復練習、体幹トレーニング、走り込みなどを行います。
全力を尽くすことは技術力に関係なくできること
練習を行っていく上で大切にしている考えは『野球の技術力には個人差があるが、全力を出すことに個人差はない』です。これは、「走ることや頭を使って考えるということ、教わったことを試みることなどは誰しもがやろうという『意志』さえあれば技術力に関係なくできることであるため、絶対に疎かにしてはいけない」という考えに基づいています。そのため、全力を尽くした結果の失敗は褒め、全力を尽くしていなければ仮に失敗をしていなくても指導をします。選手には失敗をしないことよりも、全力を尽くしてたくさん失敗をすることを求めます。その失敗の積み重ねこそが個々のさらなる成長につながると考えています。
県大会を経て得た実感
昨年度、夏季神奈川県大会に出場することができました。準々決勝で横浜市第1位の関東学院中に3-7と敗れはしたものの、4年ぶりの県大会出場は貴重な経験でした。この大会を勝ち進むことで、本当に多くの方々に支えられて野球をしていたということを知りました。保護者の方々や大会運営に携わっていただいた方々、自チームは敗れたにも関わらず応援に駆けつけてくれた他校の生徒、関わっていただいた全ての方々の力がなければこの成果を挙げることはできなかったと痛感しました。周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、昨年度以上の成果を、そして関東大会、全国大会を目指して今後も練習に励んでいきたいと思います。
ほかにもこんなに楽しいクラブが君たちを待っているよ!
【運動部・応援団】軟式野球(中)、硬式野球(高)、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ラグビー、硬式テニス、ソフトテニス、卓球、剣道、柔道、陸上競技、ボクシング(高)、アメリカンフットボール(高)、山岳(高)、応援団(高)
【文化部・同好会】音楽、写真、美術、新聞、放送、無線、弁論、天文、科学、生物、考古学、インターアクト、囲碁・将棋、映画研究、鉄道研究、模型研究、数学研究、演劇、マジック、フォークソング、グリークラブ、ESS
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
鎌倉学園中学校高等学校
[学校HP]http://www.kamagaku.ac.jp/
〒247‐0062 神奈川県鎌倉市山ノ内110
☎ 0467‐22‐0994
最寄駅/JR湘南新宿ライン(横須賀線)「北鎌倉駅」徒歩13分。JR湘南新宿ライン(横須賀線)・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」から江ノ電バス「建長寺(鎌倉学園前)」。