私学探検隊

成城版グローバルリーダーの育成!

臨海学校

臨海学校はリーダー育成に欠かせない中1の伝統行事。高2補助員が同行し、リーダーの手本になる

成城には、惚れ惚れするようなリーダー教育の伝統があります。こうした伝統を礎にして展開しているのが「成城版グローバル教育」です。
日本の近代国家形成に大きくかかわってきた本校は、1885年、「文武講習館」として創立し、翌年、「成城学校」と改称しました。これは、中国の古典『詩経』にある「哲夫成城(哲夫ハ城ヲ成ス)」からとったもの。「哲夫」は智徳に優れた男子、「城」は古代中国の都市国家を意味することから、知徳に優れた男子リーダーの育成という建学の精神が、校名に込められています。
こうした精神は、校章にも現れています。校章は、知・仁・勇を象徴する三光星。知は課題を発見する知性、仁はチームワークを得意とする器の大きさ、勇は前例のない困難な課題に挑戦する姿勢を表します。これらは、どの時代のリーダーにとっても不可欠な資質です。
1925(大正14)年、全国に先駆けて開設した臨海学校は、リーダー育成のエッセンスがつまった伝統行事の一つです。現在では、千葉県の岩井海岸で、中学1年生を対象に実施しています。入学間もない中1の面倒をみるのは、各クラブから選抜された高2の補助員。プライドと責任感をもって指導に当たる彼らの姿は、後輩にとって憧れの対象になり、4年後の臨海学校補助員を育みます。こうしたリーダー教育の校風は、クラブや生徒会活動、多彩な行事など、同校の各所で見ることができ、まさに「ヒドゥン・カリキュラム」と言えます。
130周年を迎えた同校は、現在、リーダー育成の伝統を礎にして「成城版グローバル教育」を展開しています。その中核を成すのが「エンパワーメント・プログラム」です。カリフォルニア大学バークレー校など、世界のトップ校の学生を招いて、議論・企画・発表を全て英語で行います。このプログラムの目的は、単なる語学力の向上ではなく、自ら課題を発見し(知)、多様な文化を持つ人々と協働しながら解決に導き(仁)、自分の意見を積極的に表明する挑戦の気概(勇)を養うことにあります。希望すればホストファミリーになって、大学生と寝食を共にして、トップエリートの学ぶ姿勢を体感することができます。多少の失敗を恐れずに挑戦し続けるタフな成城生らしく、このプログラムをきっかけに、海外大学を志望する生徒も現れています。
そして、今夏より海外研修を開始。日本全国の高校生と台湾の大学で行う研修や、クイーンズランド州政府と連携して行うオーストラリア研修を行います。特に後者は、ゴールドコーストに広がるクイーンズランド州で行う成城オリジナルのプログラムです。クイーンズランド大学・臨床医学研究所・スポーツスーパーセンター(シドニーオリンピックのトレーニング場)でリーダー研修を予定しています。秋からの中学説明会では、詳細をご報告いたします。

9月の文化祭、新校舎で成城生のおもてなしを堪能しよう!!
ことしの文化祭は完成した新校舎・新設備で初開催。成城生の心意気と熱気に触れよう!

毎年、受験生や保護者、一般客と合わせて約1万人の来場者を迎える成城祭。その準備は1年前から生徒主体で行われ、大小さまざまな企画の中で成城生のリーダーシップが発揮される。クラスごとの出し物、クラブ活動の研究発表や招待試合のほか、いちばんの注目は、毎年有志で行う人気のウォーターボーイズ。会場の一体感と熱気を感じよう! 新校舎を余すところなく活用した成城生のおもてなしを是非味わってみよう!
【開催日】9月12日(土)10:00~16:00
9月13日(日)9:00~16:00
※予約不要 ※ミニ説明会・個別相談コーナーあり

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

成城中学校
[学校HP]http://www.seijogakko.ed.jp/
〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
☎ 03-3341-6141
最寄駅/都営大江戸線「牛込柳町駅」徒歩1分。