知力だけでなく、豊かな心を育み 「生きる力」をつける
進路実績を支える個別の学習指導と自習環境
過去4年間で難関大学の合格率が大きくアップした聖セシリア女子中学校。下のグラフからもわかるように、2015年も安定した実績をあげています。これらの数字の背景にあるのは、細やかで適切な進路指導。マンツーマン指導に重点を置く聖セシリアでは、生徒の個々の状況を把握するため、独自の進路カルテを活用しています。志望校と教科バランスを、進路指導部だけでなく各教科担任と共有することで、多方面から生徒を理解しサポートすることを可能にしています。1クラス32名程度の少人数指導も、1人ひとりに目を向けるための取り組みの1つです。
勉強時間の確保も成績アップには欠かせません。土曜には年間で中高合わせて約50種もの講座が開講。生徒は自分の実力や興味・関心に沿って伸ばしたい部分をピンポイントで効率的に学ぶことができます。講座は希望制で何種類でも受講可能。教員から受講のアドバイスを受けることもあります。
また、お話を伺った進路指導部長の中野路子先生によると、女子生徒は学習できる環境を整えることで実力アップにつながることもある、と言います。このため、学習センター内に自習室を設置。放課後や休日でも落ち着いて勉強に取り組むことができます。自習室を利用する生徒は、「家でなかなか勉強ができなかったが、自習室利用を習慣づけることで、毎日勉強時間を確保できるようになった」「ここで勉強していると、わからない部分をすぐに先生に聞きに行ける」「周囲の友だちが頑張っている姿を見ると、自分もやる気が出る」などの声を聞くことができました。なかには、自習室利用で勉強時間が増え、成績が大幅にアップしたと語る生徒も。「学習塾や予備校へ通わなくても、学校と家庭で集中して勉強すれば希望の進学先へ進むことができます」(中野先生)
サマーセミナーなどで心を見つめ「知識を使う力」をつける
学習面のサポートだけでなく、聖セシリアで大切にしているのは教養やコミュニケーションなど豊かな人間性を育むための「心」の教育。象徴的なのが、高校3年生の6月に行われるサマーセミナー。上智大学の神父による講話などを通じて、これまでの自分を振り返り、目の前の受験だけでなく、その先にあるキャリアについてじっくり考えます。ここで立ち止まって将来を考えることで、結果的に受験に対するモチベーションも上がると言います。
「知識をつけるだけでなくその持っている学力をどのように人生で使っていくのか。多様な価値観が入り乱れる社会で人間的に生きていくためには、心と学力の両側面を鍛えていく必要があります」と青柳勝校長は語ります。自立した生き方を考えるキャリアプログラムやキリストの教えを学ぶ宗教授業、社会と自己を見つめる福祉活動などを通じて、中高6年間で思いやりの心や生きる力を育んでいきます。「知性と豊かな心を持ったバランス感覚のある人間を育成しています」(青柳校長)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖セシリア女子中学校
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