実践的な英語環境で、質の高い語学力を身に付ける
スーパーグローバルハイスクール指定 世界をこころにグローバル社会を生き抜く力をつけていきます
平成26年に文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されました。SGHとは将来のグローバル・リーダーの育成を目指す事業で、指定を受けた各校が研究テーマを持ち、実践しています。
品川女子学院のテーマは「学校と社会が連携し、起業マインドをもつ女性リーダーを育成する研究」。生徒たちが自立し、助け合い、国境を越えてよりよい社会を作っていくと考え、国際的な教養と質の高い語学力を身につける活動をより充実させています。
【中学1年生】
「英語を学ぶ」+「英語で学ぶ」
実際のシチュエーションで英語を使用する機会を作るため、「英語を学ぶこと」だけでなく「英語で何かを学ぶこと」にも重点を置き、中学1年生からさまざまな試みをしています。
たとえば昨年度秋に実施した「英語で体育」は整列、出欠、準備体操から最後は倒立前転まで、全てをネイティブの先生の英語の指示で行いました。「can / 命令文」の学習が済んだ1年生たちは英語の指示に従って身体を動かし、背倒立、腕立て伏せなどの英語の説明を理解することについては苦戦していましたが、それも大きな経験。既に習った身体のパーツの英語や動作動詞など、紙の上での学習が実際の動きで身につけることができたようです。
また、同じく中学1年生が3学期に行った「英語で家庭科」では、ネイティブの先生の指示に従って調理実習をしました。調理器具を始め、むく、切る、かき混ぜるなど身近な単語でありながら教科書に登場しない英単語や英語表現を実践しました。
【高校2年生・家庭科】
Challenge Based Learning (CBL)
高校2年生の家庭科においては、テーマを各自設定してCBLを行います。いわゆる問題解決型授業の一種で、社会の問題を解決するためのChallenge(行動)を目標に定め、何をすべきか、どうすべきかを考え、調査・計画・実行する授業です。オーストラリアとシンガポールの学校とも提携し、オンラインでの議論も行いながら、国際交流・比較の観点からも考えを深めていきます。
今年度動きはじめた生徒達の活動テーマは「運動不足」「着物離れ」「食糧廃棄」を始め、「晩婚化」「日本人のファッション」「インターネットを介しての意思疎通」まで、グループに分かれて自分たちの気になる社会問題を扱っています。
研究計画書は日本語と英語で作成し、海外の提携校とオンラインで共有、やりとりをします。一人ひとりが持っているiPadを用いてコメントを応酬し、交流を重ねてよりよい研究成果を出せるよう試行錯誤しています。
ほかにも、中学1~3年生が夏期講習「ドラマメソッド」で1日60分×3コマ×4日間で計720分間、英語劇を通して会話表現を体得したり、毎朝の読書時間で週に一度は洋書を読んだりなど、実践的な英語学習が随所に組み込まれてきています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
品川女子学院中等部・高等部
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