私学探検隊

「好き」を大切に、「楽しい」を力に。創造性を育み、世界で活躍!

ブレインストーミング

自由な発想が次々と飛び出すブレインストーミング。全員支給の最新のiPadを使い、可能性がさらに広がる。auのセルラーモデルとクラウドを組み合わせることで、いつでも、どこでも「発想」を共有できる

「自分の好きなこと、夢中になれること」を早くから見つけ、グローバル社会で活躍できる女性の育成を目指している瀧野川女子学園。自由で独創的なアイディアを生み出す生徒を育てているのが、同校独自のプログラム「創造性教育(中高5年間の必修授業)」です。副校長の山口龍介先生にお話をお聞きしました。

成長段階に応じて自由な創造性を育てる

「中1では、『あんなことやったらいいな』『こんなことやったらいいな』などと、楽しみながらブレインストーミングのやり方を学んでいきます。答えは一つじゃないから、自由でいいんだよと言うと、おもしろい意見が次々と飛び出します。従来の日本の教育は、答えが一つということが多いですが、実社会では答えは一つではなく、むしろ違う答えを導くのが良いのです」と、山口副校長。さらに、チーム作業をとおしてコミュニケーション力や、発表する力も高めます。中2では、プログラミングやロボットなど先端テクノロジーを「道具として使いこなす」意識と基礎を身につけます。中3では、自分が好きなこと、興味があることから自由にテーマを選び、1年間かけて研究を進めて発表。柔軟で独創性あふれる発表に、観衆からは驚きの声があがるそうです。

企業とコラボで〝生きた〟勉強。商品企画コンペティション

そして、高1では、実際にクリエイティブな最先端企業を知ることから学習がスタートします。
「今年は、ヤマハ発動機社とのコラボが決定しています。〝自分が3~4年後に欲しいもの〟という課題で、高1生135人でコンペを開催。実際に本社にも行き、つくっている物や仕事の現場を見ることで、強烈な刺激を受けると思います。クリエイティブな最先端の企業がどういう価値を世の中に広げ、世界と戦っているのか、得意分野をどう生かして物を創り出していくのか。さまざまな部署の方々からお話を伺う予定ですので、文理選択前に多様な職種を知って進路を考えるきっかけにもなります。将来、やりたいことを仕事にし、新しい何かを生み出していける力。商品に限らず、新しい仕事をも生み出すような能力をもった女性を育てていくのも創造性教育の目的なので、今後、企業とのコラボは、大きな柱になっていきます」(山口副校長)

「考え」を引き出し、「個性」も引き出す

そんな同校の職員室には、つねに生徒と先生が楽しげに会話する姿が見られます。
「『それはどんな点に惹かれたのかな』『なぜそういうふうに思ったの』と、教師は生徒の意識下の考えを引き出していきますが、〝あ、今、おもしろさに気づいたな〟とわかった瞬間、我々もうれしくなります。そんな学校の文化は89年間、変わらずに根付き、今の教育の土台になっています。生徒一人ひとりがどんなことをやりたいのか、挑戦したいのか引き出して、個性、強みを最大化してあげたいと私達は考えています」(山口副校長)

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

瀧野川女子学園中学校
[学校HP]http://www.takinogawa.ed.jp/
〒114-0016 東京都北区上中里1-27-7
☎ 03-3910-6315
最寄駅/JR京浜東北線「上中里駅」徒歩2分。メトロ南北線「西ケ原駅」徒歩8分。JR・メトロ南北線「駒込駅」徒歩12分。