英語を使ったミュージカルで表現することの楽しさを知る
英語教育に定評がある聖セシリア女子中学校。「読む」「書く」「話す」「聞く」という4つの技能の習得を徹底し日々の学習を行っています。なかでもユニークな取り組みとして近年注目が集まっているのが、中学2年次に行われるオールイングリッシュでミュージカルに挑戦する「イングリッシュエクスプレス」。10月と3月の年2回の発表に向け、週に1回、校内の施設で練習が行われます。
教えてくれるのはプロの演出家。講師のパワフルでユーモラスな指導により、はじめは恥ずかしがっていた生徒も徐々に大きな声が出るようになっていきます。
「この授業の目標は、英語を使って自分を表現する力をつけること。振付やセリフを間違えてもいいので、気持ちを体で表すことの楽しさを知ってほしいですね」こう語ってくれたのは、講師の小口真澄先生。英語芸術学校「マーブルス」の代表でもあります。
この演劇で特徴的なのが、全員がステージに立ち、基本的に自分がやりたい役を演じることができること。つまり、主役が何人もいるのもありなのです。さらに、振付やストーリーの細部で生徒たちのアイデアを積極的に取り入れることで、オリジナリティあふれる作品をつくり上げていきます。
「『やらされる』のではなく、自分で役を決めることで責任感も生まれますし、何よりも楽しく取り組むことができます。特に、発表会の近くになると振付や演出のアイデアがたくさん出てきますね。いかに見ている人に楽しんでもらうかと、創意工夫をすることで、結果的に『伝える力』がつくのではないでしょうか」(小口先生)。生徒からも「リズムに乗って楽しく英語を覚えることができる」「友だちと協力することでクラスの絆が深まる」と大好評です。
卒業生が企画したプログラムを受け継いでいく後輩たち
ひとりの卒業生の発案によって生まれたこの取り組みは今年で4年目。校長の青柳勝先生によると、「英語への苦手意識がなくなる生徒が増えた」ということです。「演技で感情のこもった英語を話すことで、生徒たちは自分を表現することの楽しさに気づくようです。また、リズミカルなメロディにのせると英語を覚えやすいようで、結果的に英語力アップに結びつくのではないかと考えています」(青柳校長先生)
聖セシリアではほかにも、中学2年で福島県・羽鳥湖高原の「ブリティッシュヒルズ」にて行われる語学研修や、希望者を対象としたマルタ島・ローマでの海外語学研修、カリキュラムサポートなど多彩なプログラムを用意。これらを通じて、実生活で活用できる英語能力を確実に習得することができます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖セシリア女子中学校
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