私学探検隊

中学時代からの大学入試を見据えた学びで中高一貫教育「二期生」の大学合格実績がアップ

成績アップにつながる先生とのコミュニケーション

メディアセンター

メディアセンターでは、教わったことのない先生にも質問でき、異学年の先生との出会いもある

鶴見大学附属中学校・高等学校では、今春、中高一貫教育の二期生が卒業。その大学合格実績は飛躍的な伸びを見せた一期生をさらに上回るものでした。この2年間で国公立・難関私大全体の合格者数は4.3倍に増加しましたが、どのような背景があったのでしょうか?
「二期生からファイルと手帳を配布し、ファイルにはテストや成績関係資料などの保管、手帳には学習活動の計画や振り返り、毎日の行動の記録をさせることで自己管理能力が向上しました」と話すのは、入試広報部長の岸本力也先生。手帳には、その日の学習時間や内容だけでなく、部活動や読書をしたこと、勉強をせずに遊んでしまったことなど、日々の行動を記入。1週間ごとにその週を振り返っての反省なども書き込んで、担任の先生に提出します。先生は一人ひとりにコメントをつけて返却。生徒の学習状況だけでなく、生活の様子や考えていることも把握することができ、コミュニケーションにも役立っています。
また、同校は教科エリア型校舎で、先生の研究室も教科ごとに分かれているのが特徴です。生徒は教科のエリアごとに設けられた「メディアセンター」で勉強のわからないところを、どの先生にでも自由に質問することができます。

中3でキャンパス見学会に参加卒業生との交流もよい影響に

同校では、中学時代から将来の進路を見据えた取り組みを行っています。例えば、中3の学年を対象に、大学のオープンキャンパスなどを見学する見学会を実施しています。「バスをチャーターし、いくつかの大学を回ります。中学生のうちから大学がどんなところなのかを見ておくことで刺激を受け、学習意欲につながる生徒も少なくありません」と岸本先生。キャンパス見学会で訪れた大学をずっと第一志望にして頑張ってきた生徒が、それ以上の実力をつけて、さらに偏差値の高い大学に合格した例もあるのだとか。
また、1学期に1度くらいのペースで難関大学に通う卒業生を学校に呼んで話をしてもらうことも生徒たちによい影響を与えています。「卒業生には結果だけでなく、偏差値が急上昇した時期のことなど、入試までの過程を話してもらうようにしています。特に高2の修学旅行の後、勉強に対し、諦め気分になっていた生徒が増えていた時期に話をしてもらった時には、生徒たちの姿勢が大きく変化しました」と岸本先生は話します。こうして着実に実績を積み上げてきた同校。現高3の三期生も意識の高い生徒が多いそうで、飛躍が期待できそうです。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

鶴見大学附属中学校
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