付属校ならではの豊かな学びと充実の施設。2016年4月よりいよいよ共学化がスタート!
男子校として70年以上歴史と伝統を持つ法政大学第二中・高等学校が、2016年4月より中高同時に共学化となります。それに合わせて、新校舎の建設も行われ、現在、その一部が完成し、新たな環境での学習がスタートしています。今回は、入試広報をご担当されている望月則男先生に、共学校として新たな出発をする「法政第二」の魅力を聞いてみました。
様々な個性の集まりの中で多様性を学ぶ
「自由と進歩」を建学の精神に、創立以来、男子教育を行ってきた「法政第二」。伝統ある男子校の共学化に驚いた方もいるかもしれませんが、「本校はこれまで男子教育を行う一方で、様々な個性を持った人との出会いを大切にし、違いを認め合いながら共に理解し、学び合う『多様性』を重視してきました。近年、グローバル化が進む中、この『多様性』を考えた時、共学化は自然な流れであり、新たに女子生徒を迎えることで、これまでの教育を一層充実させることができると考えました」と望月先生は話します。また、施設の老朽化に伴い、新校舎の建設を検討していた時に、ちょうどベストなタイミングで共学化が可能となったことも大きかったと言います。
「多様性」という点では、帰国生入試も来年度からスタートします。
「こうして、様々な個性が出会い、ぶつかり合い、互いに刺激を受け合いながら成長して欲しいと考えています。」
体験を重視した学習で調べ、討論し、発表する
では、共学化にあたり、具体的にどのような変化があるのでしょうか?
「共学化に伴い、学習カリキュラム自体が大きく変わることはありません。法政大学の付属校という伝統を大切にしながら、受験勉強にとらわれない『付属校だからこそできる学び』をより豊かなものにしていきたいと考えています。」
具体的には、中学1・2年次は30人以下の少人数学級で、中高6年間の土台となる学力を確実に身に付けさせるために手厚く指導します。週1時間の英会話と週2~3時間の数学でクラスをさらに半分に分けます。また、理科では毎週2時間連続でチームティーチングによる実験を実施するなど、生徒一人ひとりに目を配りながら、授業を進めていきます。
中学3年次では、各教科の学習と並行しながら、総合学習の充実を図り、体験による学びを行っていきます。その中心となるのが、国際・自然・環境・平和の4つのテーマから選択できる修学旅行です。各自がテーマを持って1年間を通じて学び、現地での体験とまとめの作業を通して、“真の学び”を養っていきます。
高校からは外部進学の新しい仲間と共に、全教科にわたる幅広い教養を身に付けながら、同校の教科教育の基本である「調べ・討論し・発表する」という、自らの考えをまとめ他者に伝えることができる力を養う授業をさらに進めていき、その中で自分が進むべき道を見つけていきます。その上で、3年次では「文系クラス」と「理系クラス」に分かれ、大学進学を見据えた選択授業を行っていきます。こうした学びができるのも、付属校ならではの魅力といえます。
様々な学びに対応した教室設計で充実の学習を実現
こうした学びを可能にできるのは、施設面の充実も大きいでしょう。
「新校舎建築にあたっては、付属校ならではの“学び”を追求できる環境、様々な自主活動を思う存分できる環境、多種多様な交流や活動が実現できる環境を目指し、形にしていきました。」
例えば、武蔵小杉門からよく見えるガラス張りの円形の建物「木月総合文化棟」には、1階に2層吹き抜けの図書館、3階に1300席を擁する音響性能を重視したホール、4階に中高生が一緒に食事ができる食堂を完備。特に図書館は、「調べる力」「考える力」「討論する力」「発表する力」を育むための拠点として、従来の「読書の場」としての図書館機能だけでなく、授業やクラブ活動など様々な取り組みに利用できる学習室やPC教室を隣接させ「総合メディアセンター」としての役割を果たすなど、その充実ぶりがうかがえます。
また、全教室・実習室にICT(情報通信技術)環境を整備し、有線・無線LAN環境をはじめ、視聴覚機器や電子黒板機能を備えたプロジェクターを設置し、授業の効率化および様々な学びが展開できる教室環境になっています。さらに、「体験による学び」を重視していく中で、例えば理科なら各分野に実験室・実習室を設けるなど、教科の専門性や特性に応じた学びの場が用意されています。
また、スポーツの面においても、人工芝を敷設した広大なグランドをはじめ、バスケットボールコート3面の広さを持つアリーナ、剣道場、体育室、屋外プール、トレーニングセンターなど、充実した環境が整っています。同校では、こうした場所を地域のスポーツ活動の拠点としても使って欲しいと考えています。
共学化に伴い、学習カリキュラムのさらなる充実と恵まれた学びの環境に期待が高まる「法政第二」。まずは、学校説明会などに参加し、その魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
法政大学第二中学校
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