海外を身近なものにするグローバル教育
現地の人から直接話を聞く「世界との出会い」
橘学苑中学校では、机上の学習にとどまらない、実際に見て、聞いて、体験して学べるグローバル教育をさまざまな形で展開しています。同校のグローバル教育について、英語科の亀井友子先生にお話を伺いました。
「本校では、最近のグローバル化に伴ってということではなく、早い段階からごく自然な形で世界を知り、世界の人々とつながること、そしてそのコミュニケーション手段としての英語学習を大切にしてきました。中学では、海外から来た人の話を直接聞くことのできる『世界との出会い』という授業も年に2回以上行っています」と話す亀井先生。『世界との出会い』の時間には、海外から留学生や大使館、NPOなどから派遣された外部講師を招き、授業をしてもらいます。「今年6月には、中2がインドネシア、中3はイランから来日された方と交流し、一緒に民族楽器を演奏したり、民族衣装を着たりして交流しました。また、イランのペルシャ語など、英語以外の言語について知ることもでき、貴重な機会となりました。このほか、ベナンの方を招いて、現地の学校事情について話を聞いたり、ハワイ出身の常勤のネイティブ教員と一緒に郷土料理を作る体験をして、文化の違いを学ぶなど、この授業を通じて、多様な国の文化や生活について学んでいます」(亀井先生)
映画制作やミュージカルなど趣向を凝らす英語発表会
同校では、英語をただ学ぶだけではなく、それを使って表現する機会となる「英語発表会」を年に一度開催しています。「毎年、学年ごとに発表するテーマを決め、映画、ミュージカル、クイズなどをすべて英語で制作。当日も生徒が英語で司会を務めるなど、生徒主体で進行します。準備の段階でもネイティブの先生方が積極的に関わり、アドバイスをしてくれますね」と亀井先生は話します。同校の生徒たちはこれらの体験を通してコミュニケーションツールとしての英語を身につけていきます。「本校ではティームティーチング授業を取り入れていますが、授業中はネイティブの先生方はもちろん、日本人の英語教員同士も普通に英語で会話します。それを生徒たちが日常的に見ていますから、生徒同士でも抵抗なく話せるようになります。これが世界とつながる第一歩になるのです」(亀井先生)
そして、中3では中学時代の英語学習の集大成ともいえる8日間のイギリス(ロンドン)海外研修があります。高校には国際コースが用意されています。このコースは、2年生全員が1年間ニュージーランドの提携校に留学するという、神奈川県では唯一の高校となっています。中学で培ったグローバルな視野を国際コースに進学して生かすチャンスが用意されています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
橘学苑中学校
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