青山学院大学との連携で実現した高大連携教育で自分と向き合い、“大学で学ぶ"ことを体感する
中高一貫生だけが受講できる「学術研究入門」講座
横須賀学院は青山学院大学との「高大連携教育」を行っています。「生徒が大学での学びや研究に触れる機会を積極的に設け、幅広い体験と視野を持つことが目的で、青山学院大学の全9学部の講義を受講できます。各学科が実際に研究している内容を高校生向けに解説する特別な授業を、青山と相模原の両キャンパスに足を運んで受講することで、“大学で学ぶ”ことをより身近に感じ、実感できる貴重な機会となっています」と教えてくれたのは森尚美先生。
この「高大連携教育」の1つに高校1年生を対象にした「学術研究入門」があります。中高6カ年一貫で学ぶ生徒だけが対象。幅広く教養を身に付け、自分の特性を知り、大学で何を学ぶか、どういう学びが必要かを探求していきます。
自分と向き合うことで学ぶ意義を見つける
全16回実施する「学術研究入門」は高校1年生の4~10月の土曜午後と夏休みの6日間に開講。
新聞スクラップを行い、社会事象に広く目を向け、図書室と連携して情報検索の仕方を学び、教養を深めるために読書指導を行います。自分の興味関心のある事柄について調べ、それをどう大学での研究につなげるかを文章にまとめ、添削を受けたり、プレゼンテーションという形で表現します。“相手に伝える”練習をし、プレゼンテーションの手法も学んでいきます。講座の後半(2学期)からはその時々の社会の話題をテーマにしたディベートに取り組みます。
高校1年生という時期に進路を考えるきっかけ作りをするのには、大きな意味があります。この時期はまだ進路に対してまっさらな状態。ここで刺激を受けることで、生徒たちは自分と向き合い、将来(進路)を考えます。成績で決めるのではなく、純粋に“なりたいものになる”ために進路を考える。それが、学びのモチベーションになり、高校生活の機動力になると考えています。
実際に受講した高校2年生の蛭田鈴音さんは、「大学では、“調べ、考え、発言する”力が求められることを自覚。調べ学習やプレゼンテーション、普段はなかなか体験できないディベートを通し、それらを学ぶことができました」。生徒が自ら気づき、大学で学ぶ意味を再認識しています。
一貫コースだけが受講 青山学院大学への推薦も
この「学術研究入門」を受講できるのは小中高一貫もしくは中高一貫の横須賀学院で学んだ生徒だけ。それは、中学時代のカリキュラムの中で、「学術研究入門」に必要な基礎力が身に付いているからです。「中高一貫ならではの学習や経験を通し、しっかりとした学力やスキルを身に付けているからこそ、『学術研究入門』での学習に取り組み、生かすことができると考えています」(森先生)。
また、横須賀学院には提携している青山学院大学(短大も含む)への推薦入学枠が34名ありますが、「学術研究入門」の受講は推薦の条件にもなっています。自分自身と向き合い、将来を考え、大学で学ぶことを知り、希望する進路へと導く。それが横須賀学院の「高大連携教育」なのです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
横須賀学院中学校
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