21世紀型教育を実践するハイブリッドクラス(3クラス)が始動!
ダイナミックに学び合い、ともに成長していく3クラス
2015年度の中1から中学校は「ハイブリッドクラス」となり、生徒の志向ごとに「理数系」「リベラルアーツ」「インターナショナル」という3つのクラスに分かれました。
「ハイブリッド特進理数クラス」(A組)は、理数系に強い関心をもつ生徒のクラス。週に一度は実験するなど理数系に力を入れ、将来的には国内外の理系大学進学をめざします。また、「ハイブリッド特進クラス」(B組)は、文理・芸術系などを問わず、幅広くバランスよく学んで教養を高め、進路もじっくりと選べるクラスです。そして、「ハイブリッドインターナショナルクラス」(C組)は、理科・数学・英語を英語で行うイマージョン教育を実施。セブ島など海外研修の機会も多く、海外大学への入学を視野に入れています。
「昨年まで本校では、普通クラスを2クラス、特進クラスを1クラスと、成績でクラス分けをしていました。しかし、急激に変化するグローバル社会を迎えたいま、早い段階から興味のある分野ごとにクラス分けし、世界を舞台に活躍する生徒を育てたいと考えました。また、生徒一人ひとりに携帯端末「iPad」を持たせ、PIL(※1=対話型授業)とPBL(※2=問題解決型学習法)を取り入れた授業を展開。Design(課題設計)とAction(実践)をコンセプトに、社会変革に挑戦する人材を育成していきます。そして、そのような教育を行うなか、各クラス間で長所や短所をフォローし合ってダイナミックに学び合い、成長していってほしいと思っています」と、中1の学年主任・纓坂(おさか)誠先生は言います。
iPadを最大限利用した授業で生徒たちは創造力を発揮!
ハイブリッドクラスの特徴の一つに、iPadの活用があります。入学直後のオリエンテーションでは自己紹介ビデオを制作。メディア情報リテラシーが専門の法政大学・坂本旬先生の指導のもと、imovieの使い方などを学んで制作したのだとか。
さらに、6月の「親子交流会」では生徒が保護者に感謝の気持ちをビデオにして贈りました。
「『人の心を動かす』ことも、本校がめざすものですが、わが子が作ったビデオを見て泣いた保護者も見られました」(纓坂先生)
また、レゴブロックを用いたショートストーリーの映像制作も。ここでは、絵コンテ、ブロックを使った場面制作、英語のナレーションまで生徒自らが創意工夫して行いました。
失敗してもチャレンジしつづける。そんな生徒を育てたい
インターナショナルクラスの生徒は、クラスの半分以上が公立小学校出身だそうです。夏休みにセブ島への海外研修に行った公立出身のある生徒は、英語ができないことに「悔しさ」を痛感。その悔しさを乗り越えるためには「語学力をつけること」だと、自ら気づいたのだとか。
「失敗を“知”の財産ととらえ、学びの挑戦を繰り返す。そして、自己肯定感を高めてほしい。それが本校のめざす生徒像です」(纓坂先生)
一方、受験生には「『社会を良い方向に変えたい』というチャレンジ精神がある子に入学してほしいですね」(纓坂先生)とメッセージを送ります。また、受験生の保護者には「説明会では各クラスの生徒の様子や授業の内容、特色を見極めてほしいと思います。さらに、iPadをどのように創造的に使っているのか、その点にも注目してほしいです」と話してくれました。
※1 PIL=Peer Instruction Lecture(生徒と先生が相互方向に行う対話型授業のこと)
※2 PBL=Project Based Learning(問題解決型授業のこと)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
工学院大学附属中学校
[学校HP]http://www.js.kogakuin.ac.jp/junior/
〒192-8622 東京都八王子市中野町2647-2
☎ 042-628-4914
最寄駅/JR中央本線「八王子駅」、京王線「北野駅」、JR五日市線・青梅線・八高線、西武拝島線「拝島駅」からスクールバスで各約20分。路線バスもあり。