私学探検隊

明法GEが2年目に突入。1期生(中2)と2期生(中1)のいま

論理的思考力とプレゼンテーション力を養う

ロボカップジュニア日本大会

ロボカップジュニア日本大会は、兵庫県尼崎市で開催された

文系・理系の枠を超え、論理的・科学的思考力を身につけ、世界で活躍するための人材を育成しようと、2014年から新設された明法GEクラス(以下GE)。「22歳で社会の即戦力」を目標とするGE。「GE」とは、「Global Endeavors(グローバル・エンディバーズ)」の略で、異なる価値観の人々と協働し、論理的思考力・問題解決力などを発揮して新しい時代に挑戦し、未来を開発しつづける、という意味です。
GE最大の特徴は、4コマ連続で行われる「GE講座」で、「ロボット」「ディベート」「プログラミング」「科学実験」などがあります。入試広報部長の早川哲生先生に、お話を伺いました。
「GEの生徒は、外部の大会やコンテストなどに出場することも目標にしています。現在の中2が中1の終わりに出場した『ロボカップジュニア』では、ブロック大会を経て、『全国大会』への切符を手に入れました。これは初挑戦にもかかわらず出場4組中1組がブロック大会で優勝するという快挙でした。全国大会では惜しくも優勝を逃してしまいましたが、生徒たちは『優勝できなくて悔しい!来年は優勝したい』と、次回に向けて意欲満々。『挫折』や『失敗』が生徒を成長させていることを実感しました」(早川先生)
6月には中1と中2のディベートの試合が行われました。
「ディベートを学びはじめたばかりの中1と、すでに学んでいる中2では力の差は歴然でした。しかし、中1は中2を見本にして学ぶ、良い機会になりました」(早川先生)
一方、ユニークなのが「落語」の講座です。この講座では、講師として第一線で活躍する落語家を招いて、『牛ほめ』『寿限無』など7分ほどの噺を覚え、発表するというもの。
「落語にはプレゼンテーションの手法が凝縮されています。演じる人物によって顔の向きを変える、視線によって刀の長さを表すなどの技術も学び、みんなの前で落語を披露。発表後、生徒からは、『ほめられたことがうれしかった』『人前で自信をもってしゃべれるようになった』という感想がありました」(早川先生)

パイオニア精神にあふれる1期生(中2)

7月19日から22日まで、中2のGEの生徒たちは、フィールドワークで隠岐島諸島にある海士(あま)町や出雲大社など、山陰地方に行きました。海士町を選んだ理由は、「海士町には、IT企業などからのIターン移住者が多くいます。その動機や現状などを聞き、『廃校の危機にある高校を救う』というテーマで、班別にプレゼンしました。いわば、キャリア教育の一環です」(早川先生)
さらに、この秋は『日本学生科学賞』に挑戦するため、『ペットボトルロケットの分析』をテーマにした論文の準備をしているとか。
「中2は1期生という自覚も強く、バイタリティーのある生徒が多いのです」(早川先生)
「意見を述べるときに論理的な展開ができるようになった」「何でも楽しめるようになった」「家で長い時間集中して勉強できるようになった」と、中2の生徒はこの1年間を振り返ります。また、「22歳までにできるようになっていたいこと」という質問では、「深海探査機を作りたい」「いままで社会になかったような製品を作りたい」という言葉も。そんなパイオニア精神あふれる中2をリスペクトしながら育つ2期生の中1。GE説明会は、彼らの生の声を聞くことができる貴重な機会です。
「本校は、挫折や失敗をしても、温かく受け止める雰囲気があり、安心してチャレンジできる環境です。ですから、いろいろなことに挑戦できる機会があるGEは、チャレンジ精神や好奇心旺盛なお子さんには最適なクラスです」(早川先生)

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

明法中学校
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