私学探検隊

「女子だから」という意識を打破!自分で限界をつくらず、多彩なプログラムに挑戦

進路選択の原動力になる「女性キャリア」の時間

模擬裁判

「女性キャリア」の時間に中3の生徒が取り組む模擬裁判

聖徳大学附属取手聖徳女子中学校には、広大なキャンパスと充実した設備のある恵まれた学習環境の下、女子ならではの力を伸ばすための多彩なプログラムが用意されています。同校校長の長野雅弘先生と教頭の張替起子先生にお話を伺いました。
「本校は、『女性キャリア』のプログラムで文部科学大臣より、女子教育の分野では全国初の教育課程特例校の指定を受けています」と話すのは、長野先生。その最大の目的は女子にありがちな「女の子だから、これくらいでいい」と自分自身の可能性に限界を作ってしまう意識を打破すること。「女子だからこそ、女性ならではの力を発揮し、人間力や学力を伸ばすことができるのです」(長野先生)「このプログラムでは、全員が毎週2時間、多彩なプログラムを受講します。社会で活躍されている女性の方々を招き、講演会を開いたり、さまざまな業種の企業や団体にお世話になり、職業体験をしたり、資本金1万円で実際に会社を立ち上げて、経済の仕組みを学んだり、弁護士の先生に監修していただき、模擬裁判を創作したり…。この体験がきっかけとなり、自身の将来のイメージに結びつき、進路を決める生徒も少なくありません」と張替先生も話します。夢や目標が明確になることが生徒たちの学力伸長にもつながっているようです。
女性キャリアのプログラムは、中学の3年間では、中1で「知る」、中2で「体験と結びつける」、中3で「発信する」ことを目標にしています。毎年、学年末には発表会を行いますが、中3の発表会では「15の主張」として、これから自分がどうなりたいかを宣言し、翌年からの高校生活への決意を新たにしています。

手厚い学習サポートで部活動にも全力投球

毎年、入学後の生徒の学力の平均推移が入学時と比較して飛躍的な伸びを見せ、国公立大学や難関私立大学合格などにつながっていることも同校の大きな特徴です。なぜ力を伸ばすことが可能なのでしょうか?「基礎でつまずくことのないように、苦手を克服するための独自のメソッドを開発し、取り組んでいます」と長野先生。中学校では、敢えて先取り授業を積極的には行わず、基礎基本を定着させ、部活動や学校行事などにも思い切り参加してほしいと同校では考えています。放課後の補講や自習室、職員室の質問スペースなど、サポート体制を万全に整え、コツコツと学習を積み上げていける方式なので、気づいたら学力が伸びていたという生徒も多いとか。
また、部活動は、かるた部が全国大会に出場するなど、運動部、文化部ともに大会で好成績をおさめている部が多く、非常に盛んです。同校での6年間は学習面はもちろん、女性として、人としての心の成長も期待できそうです。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

聖徳大学附属取手聖徳女子中学校
[学校HP]http://www.seitoku.jp/toride/
〒300-1544 茨城県取手市山王1000
☎ 0297-83-8111
最寄駅/スクールバス:「取手駅線」「常総線」「野田線」「境線」「つくば東線」「つくば西線」「つくば中央線」「阿見線」「新利根線」「成田線」あり。