私学探検隊

学校を支える自主的で活発な委員会活動

週1回、昼休みに行われる学級代表委員会

学級代表委員会

委員会の内容を踏まえ、最後に顧問の先生方からも感想や注意事項などのお話がある

長い歴史と伝統のある学習院女子中等科・高等科は、「現代女性にふさわしい品性と知性を身につけ、社会に貢献できる人間を育成する」という理念のもと、女子教育を行っています。
同校では、伝統的な自治精神によって培われた委員会活動も盛んで、快適な学校生活の創造を目指して、7つの委員会が活発に活動しています。その中のひとつ、学級代表委員会は、女子部における生徒活動の最高決議機関で、ホームルームでの司会・進行、各行事での出欠確認・受付などを担当。毎週火曜日のお昼休みに開催される委員会では、その日の議題について、活発な意見交換を行っています。
今年度の中等科の学級代表委員会は、委員長のMさんと副委員長のSさんの司会により行われています。取材にお邪魔した日の委員会の議題は主に運動会の反省についてでした。運動会では、待機中、応援中の私語の多さや、集合時間の遅れ、行事で整列のために使うプラカードや私物の管理などについての反省点が挙がりました。また、この日は10月31日と11月1日の両日に開催された八重桜祭(文化祭)に向け、受付の仕事のシフトを組むために記入した表の回収も行われました。最後に、顧問の先生方からのお話があり、後期の委員への引き継ぎのことや、上級生から下級生への継承などに関して賞賛の言葉もありました。

生徒たちの言葉で活動内容を紹介する機会も

10月に開催された「学校を知る会」(受験生の親子対象の学校説明会のひとつ)では各委員会の委員長・副委員長が自分たちの委員会の活動内容を紹介しました。この中で学級代表委員長のMさんと副委員長のSさんも登壇し、新入生歓迎会の企画・運営、ホームルームや終礼などの司会・進行、行事などの出欠確認、八重桜祭の受付などについて説明しました。中3の主管教諭で学級代表委員会の顧問のひとりでもある河野容介先生は、Mさん、Sさんについて、「中3の修学旅行でもみんなの中心となり、立派に活動してくれました」と話します。また、委員長・副委員長の仕事として、委員会活動に慣れていない中1への指導も重要な役割になりますが、二人は工夫しつつ、丁寧にこなしているようです。「学級代表委員会は委員長と副委員長の任期が1年なのに対し、各クラスの委員は半年の任期のため、後期はメンバー全員が入れ替わります。その中で全体を見て、まとめられる力を身につけていきたいです」と話すMさん。Sさんは「少しでもMさんの力になれるよう、サポートしていきたいです」と話します。同校では委員会活動を通して、リーダーシップを発揮し、自主的に動くことのできる生徒が多く育っており、この経験が卒業後も役立っているようです。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

学習院女子中等科
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