長年に渡る平和教育・国際理解教育が評価され今年度よりユネスコスクールの仲間入りに
キリスト教の教えを教育理念に平和を愛する人へ
キリスト教の教えをもとに、平和を愛する人間に育つことを教育目標としている立教女学院では、毎朝の礼拝から一日が始まります。また、争いごとのない世の中にするには、自分のことだけではなく、他者を尊ぶ心を養うことが大切であると考え、国際理解教育にも力を入れています。こうした長年の平和教育・国際理解教育への取り組みが評価され、2015年よりユネスコスクールに加盟することになりました。
初年度の今年は、全国のユネスコスクール加盟校の高校生10名が参加できる「カンボジアスタディツアー」に、同校の生徒1名が選抜され、参加することに。10日間の滞在では、アンコールワットやポルポト政権の歴史を伝える博物館を巡るほか、現地の高校生との交流もあり、現在カンボジアが抱える様々な問題を知るきっかけになったといいます。こうした経験は、他者理解、すなわち平和教育へとつながっていきます。
世界に広く目を向けるために海外の4校と交換留学を実施
同校では、国際理解教育こそが世界の平和へとつながるという考えから、海外4校の姉妹校と交換留学を実施しています。最初にスタートしたのは1991年。フィリピンにある同じキリスト教の学校が火災に見舞われ、献金したことをきっかけに交流が始まりました。その後、ニュージーランドに2校、アメリカに1校姉妹校ができ、毎年短期・長期に渡り、同校の生徒を派遣しています。一方、姉妹校からの受け入れも毎年実施され、校内に留学生がいる風景が日常化しています。
また、3年前よりアメリカカリフォルニア大学デービス校の短期留学もスタート。生命科学において世界トップクラスの大学で、最先端の研究分野の講義を受けたり、実験を体験し、英語のみならず科学の知識も身に付けることができます。
こうした経験を通じ、同校では近年、海外の大学へ進学する生徒が増えています。海外の入試はエッセイが基本です。それは英語力よりも、中高6年間で自分がどんな経験をしたか、充実した中身が大切なのです。
▶▶▶立教女学院の主な国際プログラム
※詳しい内容はHPをご覧下さい
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立教女学院中学校
[学校HP]http://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/
〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60
☎ 03-3334-5103
最寄駅/京王井の頭線「三鷹台駅」徒歩2分。JR中央線 総武線・メトロ丸ノ内線「荻窪駅」、JR中央線 総武線「西荻窪駅」から関東バス「立教女学院」。