私学探検隊

世界を見据え、未来に求められる力をつける大妻中野のカリキュラム大改革!

アドバンストコースを設置など、教育改革に積極的な大妻中野中学校が新たにまた、大きな一歩を踏み出しています。そのきっかけとなったのがSGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校に選定されたこと。グローバル社会を見据えた語学研修、企業や大学との連携、ICT教育環境の充実など、学校全体が勢いよく前進しています。
大きな特徴は、こうした改革の多くを一気に、そしてほぼ全学年で導入していく大妻中野の姿勢です。6年間はあっという間。「検証を重ねて段階的に」と言っている間に、生徒はどんどん成長してしまいます。こうした改革を推し進められるのも、校長を中心に教職員の意思統一ができており、改革に前向きだから。
「もちろん、変わると言っても大妻教育という伝統の部分が変わることはありません」と、宮澤雅子校長は語ります。「これまでの教育にプラスして、これからの時代に必要な力、世界を見据え、考え、動ける力を身につけていきます」(宮澤校長)。
未来の社会の中心で活躍する女性の育成をめざして、実行していく大妻中野の改革。文部科学省が推し進める平成32年の大学入試改革にも対応できる、先を見据えた内容になりました。その一部をご紹介します。

変わる! ツマナカ①
タブレットでマンツーマンの英会話授業!

これまでも電子黒板を導入するなどICT教育には積極的でしたが、来年度からはほぼ全学年でタブレット端末を1人1台導入。週に1回の英会話授業では、スカイプで海外につなぎ、全員がオンラインのマンツーマン授業で英会話のトレーニングをします。通常の授業では生徒1人が英語を話す時間数には限りがありますが、一人ひとりを重視した密度の濃いレッスンが実現するのです。これを中学1年次から行うことで、スピーキングの技能を大きく伸ばします。

変わる! ツマナカ②
世界を肌で理解し問題解決に挑戦!

イングリッシュキャンプグローバル教育として、2泊3日で英語のみを話すイングリッシュキャンプを、中学1年生から高校1年生まで実施。さらに、現在はフランス語も履修できるカリキュラムですが、将来的には選択肢の中に中国語など他言語のカリキュラムも取り入れたいと考えています。言語の部分でグローバルな視点を深めていきます。
また、語学力だけでなく実際に世界を知るために、フィールドワークも体験。すでに国内の過疎化が進む地域の再生について、実際に生徒が現地を訪れてフィールドワークを体験しました。そして、いよいよ来年度からは上智大学教授のサポートのもと、チェンマイ(タイ)を訪れ、自分たちとは異なる環境・文化を理解すると同時に、現地が抱える問題を抽出し解決する方策を考え、実行に移していくプログラムを行います。

変わる! ツマナカ③
グローバルリーダーズコースを新設!

世界で活躍できる女性の育成を目指し、「グローバルリーダーズコース」が来年度より始動。授業内の様々な場面で英語力を伸ばせるクラスです。入学試験は海外帰国生のみを対象とせず、グローバルな力を育てたい英検4級程度の実力を持つ生徒も対象としています。現在も生徒の10%が帰国生の大妻中野は、来年度からシンガポールでも入試を行う予定。これにより、校内にいながらもグローバルを意識する環境を整えていきます。

変わる! ツマナカ④
企業・SGU大学との連携教育を実施して世界を学ぶ!

高大連携を重視し、SGU(スーパーグローバル大学)の講師や学生を招いての授業や交流会を実施。これまでに上智大学の田中治彦教授によるフィールドワークや、東京芸術大学の副学長による講座、早稲田大学の留学生との交流会などが行われました。もちろん、大妻女子大学の教授による模擬授業や英語教育へのサポートなども行われています。そして、キリンホールディングスの人事室長を招いた講演会や、博報堂によるソーシャルデザイン実践講座など、大手企業との連携で社会に直結した学びを展開。こうした体験をベースとして、これからの社会で求められる課題抽出力、問題解決力といった、「未来で生きるチカラ」を学んでいきます。
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※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

大妻中野中学校
[学校HP]http://www.otsumanakano.ac.jp/
〒164-0002 東京都中野区上高田2-3-7
☎ 03-3389-7211
最寄駅/西武新宿線「新井薬師前駅」徒歩8分。JR中央線 総武線・メトロ東西線「中野駅」徒歩10分。