国内・海外の系列大学で“本物"に触れ さまざまな分野に対し興味・関心を高める
系列大学との連携で「理数科体験授業」を実施
東海大学付属相模高等学校中等部では、大学付属校の強みを生かし、大学と連携した授業や交流を行ったり、学園全体で学び競い合う「学園オリンピック」を実施したりするなど、さまざまな取り組みをしています。
なかでも貴重な体験ができるのが、同大学の理系学部で講義や実験を体感できる「理数科体験授業」です。高校生の体験授業は他校でもよくありますが、中学生から大学の授業を体験できるのは稀なこと。今年も中1は高輪キャンパスにある情報通信部を訪れ、SNSの新しい利用法やロボット操作、最新の3D技術などを体験して来ました。また、中2・中3は、湘南キャンパスにある理学部・工学部を訪れ、中2は「エネルギー」、中3は「宇宙」をテーマに、3つの講義を受け、7つのプログラムが用意されている実験・体験コーナーで、最新の技術に触れて来ました。
こうした学びの目的には、中学生にとっては、まだ未知である理系の学問にできるだけ早い時期から触れさせ、興味・関心の幅を広げて欲しいという思いがあります(江崎教頭)。
20年以上の歴史を持つこだわりの「ハワイ研修」
系列大学との連携は海外でも行われています。ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)は、東海大学の海外教育機関として1992年に設立された米国西地区学校・大学協会の基準認定を受けた短期大学です。昨年春にハワイ大学ウェストオアフ校キャンパスビレッジ内に移転し、ハワイ大学の施設を共有できるだけでなく、学生との交流も活発に行っています。
毎年春休みに、中3の希望者(定員40名)を対象に実施している「ハワイ研修」は、このHTICの学生寮に宿泊しながら、英語を通してアメリカ文化やハワイ文化を学びます。海外研修というと、英語の習得が目的になりがちですが、同校のハワイ研修はそれだけではありません。ハワイ在住経験のある江崎教頭が、自らのネットワークで作り上げたこだわりのプログラムなのです。
例えば、ハワイの伝統校として知られるカメハメハスクールで現地の学生と一緒に授業を受けたり、ハワイ・アメリカの歴史が分かるプランテーションビレッジやパールハーバーを訪れたり、日本人があまり訪れないワイマナロビーチでマリンスポーツを楽しむなど、他では体験できない内容になっています。
「ハワイは自然・文化・歴史があり、また他民族が共存し合う街です。生徒たちに吸収して欲しいものがたくさんあります。ここでたくさんのことを感じ、これからの進路や生き方に生かして欲しいですね」と江崎教頭。
同校ではこのように、国内・海外の大学と連携を図り、生徒たちの視野を広げています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東海大学付属相模高等学校中等部
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