一人ひとりに寄り添う指導で将来の可能性を広げる
放課後ゼミで、発展問題への対応スキルを身につける
2016年3月の高校卒業時のアンケートで全員が「この学校でよかった」と回答したという聖セシリア。生徒の満足度が高い理由は、一人ひとりと向き合う丁寧な学習サポートにあります。
学習の基礎を築く中学1・2年次は、家庭学習の習慣化のために、毎日の勉強時間と内容を記録する「レコーディングスタディ」を実施しています。学習時間のつくり方を見直しながら次の目標を設定すると共に、達成感を味わうことで学習意欲を高めます。授業以外でも、5科目の補習はもちろんのこと、授業の内容よりも高いレベルを求める生徒には、放課後に「英語ゼミ」と「数学ゼミ」を開講しています。
全学年の成績上位者を対象に開講される英語ゼミは、語学の習得に欠かせない、書く、読む、聞くという訓練を繰り返し行うことでスキルアップを図ります。「5科目のなかでも特に英語スキルは重要」と語るのは、教務部長の笠井理弘先生。「国公立や有名私立大学へ進学している卒業生のデータを見ると、受験時には英語を得点源としていることがわかります。語学の習得には、とにかく数をこなすことが大切。中学からゼミを受講していれば、大学受験時に大きな成果となって表れます」(笠井先生)。半期ごとに受講者の募集があるため、成績上位者となりゼミを受講することを目標に学習に取り組む生徒もいます。
2014年度からは、高校1・2年生を対象に数学ゼミがスタート。国公立大学と私立理系を志望している生徒へ向けて実施されます。一冊の問題集を繰り返し解くことで応用問題に対応する力をつけます。「授業では扱わない発展問題も一緒に考えながら解いていきます。大学受験レベルの問題に取り組むことで学習へのモチベーションが上がるようです」(笠井先生)。希望者全員が受講できる数学ゼミは、受講者のレベルにあわせて授業が展開されるため、数学が苦手だからといって国公立を諦めてしまう前に受講する人もいます。
「放課後の時間を有効に活用し、将来の選択肢を広げてほしいと思います」(笠井先生)。
土曜講座でスキルアップ 保護者向け講座も充実
土曜には、年間で中高合わせて約50種もの講座が開講。自分の伸ばしたい分野をピンポイントで学びます。土曜講座のなかには、陶芸教室やフラワーアレンジメントなど、希望制で参加できる保護者向けのものも。保護者が土曜講座を受講することについて、美術工芸科の周防千代子先生はこのように話してくれました。「子どもたちが普段過ごしている教室で、同じ道具を使って作業することで、彼女たちが学校でどのように頑張っているかを想像できるようです。子どもが過ごす場所を知ることは、保護者の方にとっても大きな安心感につながります」。
学習面のサポートだけでなく、聖セシリアで大切にしているのは教養やコミュニケーションなど、心を豊かにする教育。宗教の授業で「愛すること」について考え、芸術の授業で感性を磨くことで、将来たくましく生きる力を養います。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖セシリア女子中学校
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