全教科でアクティブラーニング型授業を実施 将来を視野に入れて、自立した女性を育てる
試験問題の作成に、シナリオづくり 楽しみながら学びを深める
自主性、多様性、協働性を高めることを目標に、独自の「星美授業メソッド」を展開する星美学園。以前から、受け身の授業ではなく、グループワークや実習、発表などを積極的に行っていましたが、生徒同士で学び合うことでさらに学習の理解を深めていけるよう、全教科でアクティブラーニングの手法を取り入れるようになりました。今回は数学科の大石和敏先生に話を伺いました。
数学の授業では、ひとつの単元の集大成として、5~6人のグループで生徒自らが試験を作成。なぜそのような試験形式にしたのかをグループごとに発表しています。問題を作ってみることで、テストなどでも出題の意図を推し量れるようになる、といいます。全グループの試験問題の説明を聞いたあとは、実際に問題を解いてみます。「問題の作成は、その単元の本質を理解していないとできません。相手に説明をしたり、ほかのグループの意見を聞くなかで、おのずと各単元の重要なポイントがわかるのです」(大石先生)
英語では、ギリシャ神話を英文で読解し、さらにその先のシナリオを英語で創作してグループごとに演劇として発表するという取り組みもあります。想像力を楽しく働かせながら、「読む、書く、話す、聞く」の4技能をバランスよく伸ばすことができます。このほか国語の授業で作者の意図を考えて話し合ったり、音楽の授業で鑑賞の感想を言い合ったりするなど、少人数グループのなかで意見を交わす機会を設けているといいます。クラス全員の前だと抵抗があっても、グループのなかで発言することで徐々に人前で話す訓練になるよう中学1年から段階的に取り組んでいます。また、多くの友だちと話し合うなかで、価値観の多様性に気づくことにもつながります。
「将来、自分自身で可能性を切り開いていける女性になってほしい」と大石先生。「これからの社会で活躍するためには、1人ひとりがまず自分で考え、ほかの人の意見を理解したうえで、周囲と協力しながらものごとに取り組む必要があります。中高6年間かけて、少しずつ、自立した女性への道を歩んでいってほしいと思います」と語ってくれました。
英語で語ろう!ドン・ボスコカフェ
「父母の会」の協力で、特別教室棟の2FにDon Bosco Café(ドン・ボスコカフェ)がオープンしました。ネイティブティーチャーが常駐しているこのカフェ内では、日本語禁止。イタリアのオシャレなカフェのような雰囲気で、校内でありながら、海外留学気分を味わうことができます。100円で飲めるおいしいコーヒーを飲みながら、Let’s English!
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
星美学園中学校
[学校HP]http://www.jsh.seibi.ac.jp/
〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14
☎ 03-3906-0054
最寄駅/メトロ南北線・埼玉高速鉄道線「赤羽岩淵駅」徒歩7分。JR京浜東北線 埼京線 湘南新宿ライン「赤羽駅」徒歩10分またはバス東京北社会保険病院行乗車5分「師団坂通り」下車すぐ。