ラグビー部・地学部
「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を貫く礎となるクラブ活動。
限られた活動時間のなかで成果を出し、運動部・文化部ともに「文武両道」を実践中!
中1ではクラブに入ることが必須となっている本郷。中学の活動時間は週3日、1日あたり2時間と決められていますが、集中して取り組んだり練習メニューを工夫するなど、メリハリのある活動で実績を残しています。
◆ラグビー部(中学)
ラグビー部の活動は、月曜・木曜・土曜の週3日ですが、昨年度は都大会で準優勝、東日本大会では3位という成績を収めている「強豪校」です。
「人工芝のグラウンドにラグビーのポールが立っている学校は都内ではめずらしく、ラグビー部に入部する生徒は、ラグビーにも勉強にも取り組める、そんなところに魅力を感じて本校に入学してくるようです」と、顧問の富澤利夫先生。
取材当日、活動していたのは中2と中3合わせて50名。グラウンドも野球部とサッカー部と共同で使用。そのため、「限られた練習時間、限られたスペースでもより多くの生徒がボールにさわれるように努めています」(富澤先生)
また、保護者も栄養学の研修に参加するなど、サポートしています。
自主的に朝練を行う生徒もいるそうで、「部員はラグビーにも学習にも自主的に取り組み、成績上位の生徒も多いのです」(富澤先生)
中3の高橋陽太(ひなた)くんは「勉強は通学時間中にやっています。ラグビーはチームスポーツなので、ラグビーの練習もしっかり行い、チームメイトに迷惑をかけないようにしたいです」と言います。また、中2の上田輝(ひかる)くんは「ラグビーを頑張れば、勉強も頑張ろうという気持ちになります」と話してくれました。
「ラグビーはチームワークや協調性が求められるスポーツです。チームメイトはもちろん、大事な身体の元となる毎日の食事を作ってくれる親御さんにも感謝できる生徒になってほしいですね。そして、いろいろな人に支えられていることを知ってほしい。そうすれば、自ずと良いプレーができるはずです」(富澤先生)
◆地学部(中高)
地学部は2010年に創部。まだ若いクラブですが、昨年は三葉虫研究班が「三葉虫の濾過(ろか)採食機能の検証」で校外のコンテストで賞を獲得するなど、徐々に成果を上げています。活動は中高一緒で、月曜と金曜の週2日。恐竜や鉱物、天文などに興味をもつ生徒が入部しているそうで、研究テーマも自分の好きなものを選べ、自由にのびのびと活動しています。
「これまでは野外で地層を調べたり、合宿で化石採集をしたり、長期の休みには天体観測といった活動が中心でした。しかし、昨年、三葉虫研究班が校外のポスターセッションに初めて参加。『地球惑星科学連合高校生によるポスター発表』では佳作を、『日本古生物学会高校生ポスターセッション』では優秀賞を、『東京都高等学校理科研究発表会』では最優秀賞を受賞するなど、出品するたびに良い成績を収めてきました。また、この研究では、従来の定説を覆す結果が出たことも注目されました」と、顧問の高橋浩之先生。
ほかには、カブトガニや鉱物をテーマに研究をしている班も。「自分たちも高校生の先輩のように実験で成果を出していきたい」と意気込みを語る中3生。また、先輩・後輩が仲が良いのも地学部の特徴で、「堅苦しくない雰囲気のなか、楽しく活動しています」(中3生)とのこと。将来の活躍が楽しみな地学部です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
本郷中学校
[学校HP]http://www.hongo.ed.jp
〒170-0003 東京都豊島区駒込4-11-1
☎ 03-3917-1456
最寄駅/
JR・都営三田線「巣鴨駅」徒歩3分。JR・メトロ南北線「駒込駅」徒歩7分。